大学1・2年生のキャリア意識、やりたい仕事イメージ「ある」4人に3人

 マイナビは2018年3月26日、大学1・2年生のキャリア観などを初めて調査した「大学生低学年のキャリア意識調査」の結果を発表。74.7%は自分がやりたい仕事についてのイメージがあり、「大学の教職員」「インターネット」「両親の話」に影響を受けていることがわかった。

教育・受験 大学生
自分がやりたい仕事について何らかのイメージがある割合
  • 自分がやりたい仕事について何らかのイメージがある割合
  • 仕事について考えるとき、影響を受けていると思うこと
  • 中学・高校で仕事について考えるような授業や特別教室・イベントなどはあったか
  • キャリアガイダンス等経験割合
  • インターンシップ経験と今後の参加意欲
  • 参加してみたいインターンシップの内容
 マイナビは2018年3月26日、大学1・2年生のキャリア観などを初めて調査した「大学生低学年のキャリア意識調査」の結果を発表。74.7%は自分がやりたい仕事についてのイメージがあり、「大学の教職員」「インターネット」「両親の話」に影響を受けていることがわかった。

 「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」は18歳~20歳の大学1・2年生を対象に、現時点のキャリア観やキャリア教育について、Web調査を実施。2018年2月14日~21日の調査期間で、男女1,059人(文系男子277人、理系男子238人、文系女子356人、理系女子188人)から回答を得た。

 自分がやりたい仕事について何らかのイメージがある割合は、「具体的なイメージがある」が19.8%、「ぼんやりとしたイメージはある」が54.9%。「ぼんやりとしたイメージ」が多いものの、大学1・2年生の4人に3人は何らかのイメージを持っていることがわかった。また、文系(男子74.0%・女子70.5%)より、理系(男子81.1%・女子80.8%)の方が、イメージを持っている割合が高い。

 「仕事について考えるとき、影響を受けていると思うこと」では、「大学職員・教授の話(授業を含む)」37.7%、「インターネット上の情報」31.4%、「両親の話」30.0%が多い。低学年では、大学内、特に教職員からの情報が自身の仕事に関するイメージ醸成に大きな役割を果たしているようだ。

 また、回答者の7割以上が、中学・高校で仕事について考えるような授業や特別教室・イベントなどを経験。その内容は、「特別な講演(学校の先生以外の人が来て話をする)」43.7%、「職場体験・インターンシップ」38.4%、「先生の授業(話を聞く・作文を書くなど)」33.2%など。

 一方、大学でキャリアに関する授業やガイダンスを受けた経験がある学生は、47.0%と半数を下回る。ただし、今後1・2年生向けのガイダンスなどが実施される場合に、「参加したい」「参加しても良い」と答えた学生は81.8%を占めた。

 インターンシップ経験と今後の参加意欲を尋ねると、インターンシップの参加経験者は16.8%。今後の参加意欲については、70.8%が「(経験は)ないが、今後やってみたいと思う」と答え、「(経験が)あるし、今後も参加したい」10.5%とあわせると、参加意欲や興味関心がある大学1・2年生は約8割となった。

 参加してみたいインターンシップの内容では、「社員に混じって実際の業務を行う『業務体験』」68.1%、「会社の中や工場の内部を見てまわる『会社見学』」45.1%、「社員に仕事の説明をしてもらう『講義』」44.3%、「会社の業務をシミュレーションで行う『グループワーク』」31.2%などがあった。

 調査結果の詳細は、マイナビの「新卒採用サポネット」にて公開されている。
《黄金崎綾乃》

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