小中学生のスマホ所有、半数が「緊急時の連絡のため」

 小中学生がスマートフォンを使い始めた理由は、約半数の保護者が「緊急時の連絡のため」と回答していることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年4月16日に発表した調査結果より明らかになった。

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子どもがスマホ・ケータイを使い始めた理由(使い始め年齢別)
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 小中学生がスマートフォンを使い始めた理由は、約半数の保護者が「緊急時の連絡のため」と回答していることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年4月16日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、関東一都六県に在住する小中学生の子どもとその保護者を対象に訪問面接調査を実施し、500組の有効回答を得た。調査時期は2017年10月。

 子どもが携帯電話を使い始めた理由を、使い始めた年齢別に聞いたところ、「緊急時に子どもと連絡がとれるように」が11歳以下の66%・12歳以上の46%ともっとも多かった。「子どもがどこにいるかわかるようにしたい」は11歳以下の41%・12歳以上の17%、「子どもが進学または進級した」11歳以下の14%・12歳以上の17%、「子どもの友達が持ち始めた」11歳以下の6%・12歳以上の20%だった。

 子どもがスマートフォンを使い始めた理由についても、「緊急時に子どもと連絡がとれるように」が11歳以下の54%・12歳以上の42%ともっとも多かった。12歳以上では「子どもが進学または進級した」が41%と2番目に多く、小学校の卒業式では別れ別れになってしまうため、手帳や文集に寄せ書きと連絡先を書いてもらう代わりにLINEを交換し合う実態があるという。また、12歳以上では「子どもの友達が持ち始めた」が34%と3番目に多かった。

 一方、11歳以下では「子どもがどこにいるかわかるようにしたい」が37%と2番目に多く、習い事や塾など放課後の活動が活発になることで、子どもの安全を第一に考える親心がうかがえる結果となった。
《工藤めぐみ》

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