日本大学、採用担当者に配慮お願い…就活生にも呼び掛け

 アメリカンフットボール部の問題で揺れる日本大学は2018年5月29日、採用担当者に向けて学生の就職活動に配慮をお願いする文章をWebサイトに掲載した。就職活動中の学生に対しても「臆することなく引き続き就職活動に励んでください」と呼び掛けている。

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  • 日本大学学長から採用ご担当者の皆さまへ(お願い)
 アメリカンフットボール部の問題で揺れる日本大学は2018年5月29日、採用担当者に向けて学生の就職活動に配慮をお願いする文章をWebサイトに掲載した。就職活動中の学生に対しても「臆することなく引き続き就職活動に励んでください」と呼び掛けている。

 日本大学アメリカンフットボール部では、5月6日の関西学院大学との第51回定期戦において、選手が危険な反則行為を行い、関西学院大学の選手が負傷。日本大学の学生が1人で記者会見を行ったことや、前監督が反則指示を否定したことなどが波紋を呼んでいる。

 「日本大学学長から採用ご担当者の皆さまへ(お願い)」と題した文章は、大塚吉兵衛学長名で5月29日にWebサイトに掲載。今回の騒動を詫びるとともに、「就職活動中の本学学生はこれまで勉学に励み、真摯に学生生活を送ってまいりました。採用ご担当の皆さまにおかれましてはこの点をご理解いただき、本学学生の就職活動へのご支援につきましては従前と変わらぬご高配を賜りますよう伏してお願い申し上げます」と記している。

 また、日本大学学生部も就職活動中の学生に向けてメッセージを掲載。「就職活動に奮闘している学生の皆さまは採用への不安にかられていることと思います」と気遣い、大学の対応の遅れを詫びる一方、「就職指導課では、学生の皆さまの就職活動への影響が最小限となるよう、企業・団体の採用担当者に従前どおりのご配慮をお願いしていますので、学生の皆さまは臆することなく引き続き就職活動に励んでください」と呼び掛けている。

 今回のアメリカンフットボール部の問題の重大さを鑑み、日本大学では読売巨人軍オフィシャルスポンサー契約を5月28日に解除。7月28日と8月24日に東京ドームで予定していた「日本大学Day」の開催中止も決めている。

 また、阪神甲子園球場、明治神宮野球場、ナゴヤドーム、横浜スタジアム、楽天生命パーク宮城、福岡ヤフオク!ドームの6球場で掲出していた広告看板も自粛すると発表している。
《奥山直美》

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