東京都「カッパバッジ」復活、安斎肇氏の新デザイン決定

 東京都は2018年6月1日、都民の日に動物園などの都施設や都電が無料となる目印「カッパバッジ」の新しいデザインが決定したと発表した。7月上旬より都内各所で販売する。販売場所や価格、対象施設などについては今後発表予定。

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「東京150年記念」カッパバッジ
  • 「東京150年記念」カッパバッジ
  • 旧作カッパバッジ
  • 新カッパバッジについて安齋肇氏より
 東京都は2018年6月1日、都民の日に動物園などの都施設や都電が無料となる目印「カッパバッジ」の新しいデザインが決定したと発表した。7月上旬より都内各所で販売する。販売場所や価格、対象施設などについては今後発表予定。

 東京都は、平成30年(2018年)が江戸から東京への改称、東京府開設から150年の節目であることを記念し、「Old meets New 東京150年」事業を展開している。その一環として、平成9年以来21年ぶりにカッパバッジが復活する。

 カッパバッジの復活にあたっては、子どもからお年寄りまで幅広い層で人気を集めている東京都出身のイラストレーター・アートディレクターである安斎肇氏の新デザインを起用。また、2代目デザイナーである小島功氏がデザインした昭和52年(1977年)に販売されたカッパバッジを復刻する。販売場所や価格、都有施設の無料化などの企画については、今後発表予定。

 カッパバッジとは、昭和31年(1956年)に江戸築城500年を記念して行われた「大東京祭」の記念バッジに由来。毎年10月1日の「都民の日」を前に販売され、動物園などの都施設や都電が無料となる目印として平成9年まで発行されていた。

 昭和40年代を葛飾区で過ごした人によると、カッパバッジは9月半ばあたりに希望者が学校に注文し、学校でまとめて購入。10月1日は都民の日で学校も休みになることから、多くの子どもたちがカッパバッジをつけて街に繰り出していたという。
《工藤めぐみ》

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