論理思考ゲームアプリ「Yakusu」…算数オリンピックの問題作成者が考案

 Google「Best of 2017」入賞の知育アプリ「Think!Think!」などを手掛ける花まるラボは2018年6月、GooglePlayでAndroid向け対戦カードゲームアプリ「Yakusu」の配信を開始した。掛け算の「九九」を覚えていれば、誰でも簡単に遊ぶことができる。

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計算センスが身につく論理思考ゲーム YAKUSU
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 Google「Best of 2017」入賞の知育アプリ「Think!Think!」などを手掛ける花まるラボは2018年6月、GooglePlayでAndroid向け対戦カードゲームアプリ「Yakusu」の配信を開始した。掛け算の「九九」を覚えていれば、誰でも簡単に遊ぶことができる。

 「Yakusu」は、72までの数字の中で、「2」「3」「7」の倍数の25種類の数字のみを使い、相手が出した数の約数を交互に出し合う対戦カードゲームアプリ。小学校高学年の子どもたちに直感的に計算センスを身に付けてもらうことを目的として、算数オリンピックの問題作成者によって考案された。

 ルールはシンプルで、先に手持ちの数をすべて出し切った方が勝利となる。戦況に応じて手持ちのカードを適切に出していく論理的思考力と判断力、数の感覚が問われる。掛け算の「九九」を覚えていれば、割り算や掛け算を瞬時に計算する練習ができ、遊び感覚で約数に関する理解を深めることができるという。

 ゲーム形式は、友達や家族と遊べる「直接対戦」、世界中のプレイヤーと戦える「オンライン対戦」、自分のレベルに応じたAIと勝負ができる「AI対戦」、詰め将棋のようにあらかじめ決められたゲーム終盤の局面から練習する「ミッション」の4種類。戦績に応じレーティングが変動し、自分のレベルを客観的に把握しながらほかのプレイヤーと競い合うことができる。

 難易度は、小学生や初心者向けのモードから上級者や慣れてきた人向けの「ハードモード」まであり、子どもから大人まで幅広く楽しむことができる。小学生や初心者向けのモードでは、「2」と「3」の倍数のみを使用し、ランダムにあらかじめ配られたカードで戦う。対して、「ハードモード」では、最初にカードを選ぶところから始まる。それにより、将棋やチェスのように運の要素が極限まで削られ、想定される約「10の50乗」の局面の組み合わせの中から、「どこまで深く考え抜けるか」という実力勝負を楽しむことができるという。

 また、「Yakusu」では、花まるラボが独自に開発した「最強AI」と対戦することも可能。現役東大生などを相手に1,000回以上の対戦を行ったところ4敗で、勝率は99.6%以上だという。「最強AI」には、不定期に開催されるイベントで挑戦することができる。

 プレイ料金は無料(アプリ内課金あり)。対応OSはAndroid。アプリは、Google Playからインストールできる。
《桑田あや》

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