大学入試センター、教科「情報」CBT問題素案を公募

 大学入試センターは2018年7月17日、教科「情報」におけるCBTを活用した試験の開発に向け、情報関連学会の大学・高校教員から具体的な問題素案を募集することを発表。提出期限は9月28日まで、Webサイトに作成要領やフォーマットなどが公開されている。

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  • 教科「情報」におけるCBTを活用した試験の開発に向けた問題素案の募集について「当面のスケジュール」
  • 「作問のねらいとするおもな資質・能力、および内容との関係についてのイメージ(素案)」
 大学入試センターは2018年7月17日、教科「情報」におけるCBTを活用した試験の開発に向け、情報関連学会の大学・高校教員から具体的な問題素案を募集することを発表した。提出は9月28日まで受け付ける。Webサイトに作成要領やフォーマットなどが公開されている。

 大学入試センターでは、2017年7月13日公表の文部科学省「大学入学共通テスト実施方針」を踏まえ、中長期的な視点で、コンピューターベースの試験(CBT)に関する調査研究「統計理論と情報技術を用いた先端的試験技術の実証的研究」を実施している。また、2022年度から高校において共通必履修科目となる教科「情報」の科目「情報I」の大学入学者選抜における位置づけについても、議論が行われている。

 大学入試センターは文部科学省との協力のもと、教科「情報」におけるCBTを活用した試験の開発に向け、具体的な問題素案を情報関連学会の大学教員および高等学校教員から広く募集する考え。2018年7月17日付で、情報処理学会や日本産業技術教育学会、各都道府県・政令指定都市委員会、私立高等学校長や国立大学附属高等学校長らに向けて依頼文を送っており、2018年9月28日まで問題素案の提出を受け付ける。

 問題素案の募集についての作成要領およびフォーマットなどは、大学入試センターWebサイトに公開。今回の募集は「情報I」の試験問題に関するアイデアを広く収集するために行われるものとしており、新しい学習指導要領に基づき大学教育の基礎力を問う問題を、自由な発想で工夫してほしいという。

 問題素案作成の目安については、各都道府県・政令指定都市において、新学習指導要領における「コンピュータとプログラミング」の領域から3問、「情報通信ネットワークとデータの活用」の領域から3問を目安に作成する。また、Webサイト掲載の「作問のねらいとするおもな資質・能力、および内容との関係についてのイメージ(素案)」を踏まえ、知識・技能と思考力・判断力等を組み合わせた作問とすること、多肢選択式かキーボードでプログラムを入力させる形式のいずれかで作成することなども求められる。

 そのほか、問題設定や題材については、授業において生徒が学習する場面や、社会生活・日常生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータなどをもとに考察する場面などを重視する。難易度については特段に考慮する必要はないとしているが、極端に難しすぎたり、簡単すぎたりする問題は好ましくないとした。

 大学入試センターによる当面のスケジュールを見ると、2018年9月28日まで問題素案を募集。10月から12月に問題素案をもとにモデル問題を作成し、2019年2月ごろに数校程度で検証を行う。その検証結果を踏まえて作成された「問題作成方針案」に基づき、2019年4月以降に問題素案を募集。提出された問題素案をもとに試行問題を作成し、2020年2月ごろに10校程度で検証する。
《黄金崎綾乃》

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