北海道地震、札幌・室蘭・苫小牧・恵庭などで9/7休校続く…断水・停電デマに注意

 2018年(平成30年)9月6日午前3時8分ごろ、北海道胆振(いぶり)中東部を震源とする地震が発生したことを受け、札幌市、室蘭市、苫小牧市、室蘭市などは9月6日に続く7日、学校を臨時休校とする。

生活・健康 保護者
札幌市 9月6日午前3時8分の地震について/札幌市
  • 札幌市 9月6日午前3時8分の地震について/札幌市
  • 室蘭市 地震・停電に関する情報
  • 災害警戒・対応状況/北海道苫小牧市
  • 9月6日(木)および9月7日(金)市内小・中学校の休校について  恵庭市
  • 北海道電力
  • 札幌市水道局 断水・濁水情報
 2018年(平成30年)9月6日午前3時8分ごろ、北海道胆振(いぶり)中東部を震源とする地震が発生したことを受け、札幌市、室蘭市、苫小牧市、室蘭市などは9月6日に続く7日、学校を臨時休校とする。停電や断水に関する誤った情報が流れていることを受け、札幌市水道局や市が注意を促している。情報はすべて公式情報を確認すること。

札幌市



 札幌市は2018年9月7日、すべての札幌市立学校および幼稚園を臨時休校とする。札幌市のWebサイトでは9月6日午後3時15分現在での避難所開設情報を掲載しているほか、病院、家庭ごみの収集に関する情報を更新している。9月6日午前10時現在の情報によると、市立病院と中村記念病院はすべて受入れ可能で、札幌医科大学附属病院は3次救急(短時間内に生命の危機が生じている最重症)患者を中心に受入れを行っている。

 地震を受け、秋元札幌市長は「今後も引き続きテレビ・ラジオのほか、札幌市の公式ホームページやツイッター、区の広報車などで情報を発信していきますので、落ち着いて行動していただきますようお願いします。」「このことは、周りの方にもお伝えいただき、被害を最小限にとどめるようご協力ください。」と呼びかけている。

室蘭市



 室蘭市の2018年9月6日正午更新情報を見ると、9月6日に続き7日も市内の小中学校はすべて休校する。通行止めとなっていた白鳥大橋は9月6日午前11時に開通した。市内には「みなと小学校(港南町2-10-1)」「室ガス文化センター(幸町6-23)」「子ども発達支援センター(母恋南町2-22-3)」「市民会館(輪西町2-5-1)」「防災センター(東町2-28-7)」「旭ヶ丘小学校(宮の森町1-5-5)」「サンライフ室蘭(港北町1-6-2)」「白蘭小学校(白鳥台2-2-1)」において、全8か所の避難所を開設している。

 室蘭市によると、市内に開設している避難所では携帯およびスマートフォンを充電できる。市は念のため、ケーブルを持参するよう呼びかけている。

苫小牧市



 苫小牧市でも、2018年9月7日は市内の全小中学校を臨時休業とする。あわせて、放課後児童クラブは2018年9月7日・8日も休みとする。苫小牧市立病院と王子総合病院は一般診療はできない。なお、9月6日午前10時現在で有珠の沢町の断水は復旧しており、断水地区はないとしている。

恵庭市



 未明に発生した地震による停電などの影響を受け、2018年9月7日は6日と同様に市内すべての小中学校が休校する。なお、SNSを中心とするインターネットでは市役所、支所・出張所、消防署にて「バッテリーの充電ができる」という情報や「断水となる情報」が流れているが、恵庭市は「そのような事実はありません」とコメント。正しい情報や災害状況については恵庭市Webサイトで更新することから、情報は「ホームページまたは、ラジオにてご確認ください」と呼びかけている。

停電・水道…誤った情報の拡散に注意



 停電については、北海道電力が2018年9月6日に社長会見を実施。同日午後4時現在の情報によると、砂川発電所3号機(12.5万kW)は午後1時35分に運転を再開しており、「火力発電所5台(約70万kW)については、復旧作業が順調に進めば、本日中(編集部注:2018年9月6日)に運転開始できる見込み」だという。

北海道電力
北海道電力 記者会見 発言要旨(9月6日16時現在)

 停電解消戸数は約32万9千戸。「停電が一旦解消されたお客さまにおかれましては、供給力に限りがあることから、可能な限りでの節電をお願いいたします。」と呼びかけている。

 札幌市水道局は緊急的な断水・濁水の情報を更新。厚別区と清田区の一部地域で断水しているほか、停電により市内各所の一部マンションなどでも断水が見られるという。なお、札幌市水道局はSNSなどで水道に関する誤った情報が拡散されていることを受け、Webサイトで「以下の情報が正しい情報ですので、ご注意ください。」と記載し、断水エリアや応急救急情報などを掲載している。

 情報元が不明な情報は鵜呑みにせず、公式Webサイトやラジオで確認したい。
《佐藤亜希》

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