2019年6月6日、東京・有明の東京ファッションタウンビル(TFT)に教育業界の最新トレンドや教育現場の教育ICT製品・サービスの活用事例が一堂に会するセミナー・展示会「NEW EDUCATION EXPO 2019(NEE2019)」が開幕した。東京会場で8日まで開催し、6月14日~15日は会場を大阪に移して開催される。 会期中は、教育関係者160名が登壇する75の講演・セミナーが開かれる。学術機関や教育現場、官公庁、産業界など教育業界で活躍する人物が講師として登壇し、いま押さえておきたいテーマや現場の実践事例などを紹介する。2019年は、特に「教育改革」を踏まえたテーマが充実。さらに、「大学改革」「教育改革」「働き方改革」「プログラミング教育」などのテーマでのセミナーが予定されている。 東京会場の展示ゾーンは「ICT&ネットワーク/セキュリティ」「ハードウェア&学校設備」「教材・教具&理化学機器」「教育ソフトトウェア&コンテンツ/語学学習」「未来の教室を体感!Future Class Room」の5種で、最新のシステムから教材まで100を超える企業が出展を予定している。 豪華講師陣による講演では、6月6日の基調講演では「大学改革」をテーマに早稲田大学総長の田中愛治氏、立命館アジア太平洋大学学長 立命館副総長・理事の出口治明氏が登壇する。6月7日は、日本学術振興会 顧問、学術情報分析センター所長の安西祐一郎氏が、6月8日は、東京大学教授 慶應義塾大学教授(前文部科学大臣補佐官)の鈴木寛氏が登壇し、「教育改革」をテーマに基調講演を行う。また、6月8日には特別講演として東北大学大学院 情報科学研究科 教授の堀田龍也氏が登壇し「教育の情報化」について講演を行う。同日には特別企画として「プログラミング教育」をテーマに、Hello Ruby設立者でRail Girls共同設立者のリンダ・リウカス氏が登壇。教育改革、プログラミング教育といった気になる教育の動向に注目が集まっている。 NEEは、1994年に学校教育におけるインターネットの利用環境提供に関する文部科学省の実証実験事業「100校プロジェクト」への参画をきっかけに始まった教育関係者向けのセミナーと教育製品の展覧会。開催は今年で24回目を迎え、東京・大阪の本会場のほか、基調講演やセミナーの一部をサテライト配信する。東京・大阪の本会場に足を運べない場合は、札幌、旭川、盛岡、仙台、名古屋、広島、福岡、宮崎、沖縄のサテライト会場から参加できる。 午前9時半の開場時間にはすでに多くの学校関係者や塾関係者らの姿があり、活気に溢れていた。Webサイトでは出展社、講演やセミナーの予定が公開されている。気になるテーマをチェックして、最新の教材や教育現場の今に触れてみてはいかがだろうか。◆NEW EDUCATION EXPO 2019【東京会場】東京ファッションタウンビル(TFT)日程:2019年6月6日(木)~8日(土)交通:りんかい線 国際展示場駅(下車徒歩約5分)/ゆりかもめ 国際展示場正門駅(下車徒歩約1分)【大阪会場】大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)日程:2019年6月14日(金)~15日(土)交通:地下鉄谷町線 天満橋駅/京阪電車 天満橋駅【サテライト会場】札幌:ユビキタス協創広場 U-cala旭川:旭川工業高等専門学校 次世代教育演習室盛岡:盛岡大学 D校舎(スチューデントホール)仙台:国立大学法人 宮城教育大学(萩朋会館2階)名古屋:株式会社内田洋行 名古屋営業所広島:広島県 JAビル 9階第6会議室福岡:福岡ユビキタス協創広場 CANVAS宮崎:宮崎グリーンホテル沖縄:沖縄産業支援センター
【NEE2019】日本はAI時代に向けた教育改革のフロントランナー…鈴木寛氏 2019.6.11 Tue 10:45 「NEW EDUCATION EXPO 2019」の東京会場の最終日となった2019年…