英検協会、新方式「S-Interview」の決定事項と考えを公表

 日本英語検定協会は2019年6月26日、「大学入試英語成績提供システム」に対応する「英検2020 2 days S-Interview」の2020年度実施について、協会の考えを公表した。障害などによりCBT方式で受験できない高3生・既卒生を対象に「S-Interview」を実施する。

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 日本英語検定協会は2019年6月26日、「大学入試英語成績提供システム」に対応する「英検2020 2 days S-Interview」の2020年度実施について、協会の考えを公表した。障害などによりCBT方式で受験できない高3生・既卒生を対象に「英検2020 2 days S-Interview」を実施する。

 「英検2020 2 days S-Interview」(以下、S-Interview)は、「大学入試英語成績提供システム」に対応する実用英語技能検定の新方式のひとつ。日本英語検定協会(英検協会)は5月に、2020年度はCBT方式を中心とするが、CBT方式ではカバーしきれない受験者に対する特別措置として「S-Interview」を実施する考えを示していた。英検協会によると、「大学入試英語成績提供システム」に関わる試験であるため、6月5日に大学入試センターへ「S-Interview」の決定事項について報告。大学入試英語成績提供システム運営委員会にて正式な判断が下されるとの回答があったが、6月26日時点で回答期日についての通知がなかったという。英検協会は、受験者や学校関係者らに向けての案内が遅延することを懸念し、6月26日付のリリースにて2020年度における実施の考え方と現状の報告を行うとした。

 英検協会による決定事項では、2020年度実施の英検の新方式は、CBT方式(「英検CBT」「英検2020 1 day S-CBT」)を中心に実施し、「S-Interview」についてはCBT方式では対応することのできない、吃音者を含む、点字やテロップ、筆談などの合理的配慮が必要な障害のある受験者(高3生・既卒生)を対象に実施する。

 健常者や、合理的配慮が必要だが「S-Interview」の対象ではないとされた受験者は、「英検CBT」か「1 day S-CBT」のいずれかのCBT方式で受験する。合理的配慮が必要な受験者が、いずれの方式で受験するかは障害の区分によって異なるが、その線引きは一概に判断することが難しいとしている。受験者は申込時に診断書などを用意し、それをもとに英検協会が提携している合理的配慮に造詣の深い有識者などの意見も聞いて、受験者と協議のうえでどの方式を受験するか決定するという。

 そのほか、「S-Interview」は、従来型の英検と同様に約400の全国の公開会場の中の、特別措置に適した会場で実施。試験日も従来型の英検と同日程とする。なお、「S-Interview」をインフルエンザなどのやむを得ない事情で受験できなかった場合、センター試験同様に再試験を実施する予定。

 今回の方針により、合理的配慮が必要な障害のある全国の受験者について、CBT方式(「英検CBT」「1 day S-CBT」)での特別措置対応で、またCBT方式では形式上受験することができない受験者には「S-Interview」を受験してもらうことで、全国のすべての人が網羅的に受験可能となる。

 英検協会Webサイトでは、2020年度に行われる英検新方式、TEAP、IELTSの対象受験者や実施方式、障害などのある受験生への対応についての一覧を閲覧できる。「S-Interview」に関する詳細な情報については決定次第、通知する予定。ただし、大学入試センターからの結果の報告によっては、実施できない可能性もあるという。
《黄金崎綾乃》

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