受賞者は10代女子学生6人、東大寺に奉納した算額優秀解答

 日本数学検定協会は2019年11月6日、華厳宗大本山「東大寺」に奉納した数学の額「算額」2問の最優秀解答賞、優秀解答賞を発表した。受賞者は6人。すべて10代の女子学生だという。団体賞は、朝日塾中等教育学校(岡山県)と福岡県立鞍手高等学校が受賞した。

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2019年1月に奉納した実際の算額(問題1)
  • 2019年1月に奉納した実際の算額(問題1)
  • 2019年東大寺算額イメージ(問題1)
  • 2019年東大寺算額イメージ(問題2)
  • 算額1・2・3
 日本数学検定協会は2019年11月6日、華厳宗大本山「東大寺」に奉納した数学の額「算額」2問の最優秀解答賞、優秀解答賞を発表した。受賞者は6人。すべて10代の女子学生だという。団体賞は、朝日塾中等教育学校(岡山県)と福岡県立鞍手高等学校が受賞した。

 「算額」とは、江戸時代の日本で数学者や一般庶民の数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあった歴史ある文化のこと。日本数学検定協会は、「算数・数学に興味をもってもらう機会の増進」「算数・数学を通じた人々の交流の活性化」などを目的に、「算額1・2・3」を企画立案。現代に算額を復興して、東大寺に奉納している。

 2019年の問題は、「大仏さまのお身拭いに必要な人数は?」と「現実的で美しい灯籠の置き方は?」の2問。この問題に、全国18の学校から、問題1に681件、問題2に151件、合計832件の解答が寄せられたという。

 問題1の最優秀解答賞には、立命館慶祥中学校1年生の小松さくらさんが選ばれた。小松さんは大仏さまの表面積を求める際に、身長と体重から体表面積を求める公式を用いて解答した。このほか、優秀解答賞には静岡県西遠女子学園高等学校3年星組有志の伊藤奈緒さん、立命館慶祥中学校3年生の水内結菜さんが選ばれている。

 問題2の最優秀解答賞は、静岡県西遠女子学園高等学校3年星組有志の高橋薫(ゆき)さん(高ははしご高)が受賞。高橋さんは、現実的な配置になるよう数学的な配慮をし、参拝者の視線を大仏さまに誘導するような灯籠の配置を考えて解答した。優秀解答賞には、立命館慶祥中学校3年生の槙愛さんと佐々木くるみさんが選ばれた。

 また、団体賞は応募者全体の協働性が評価された朝日塾中等教育学校(岡山県)と、主体性が評価された福岡県立鞍手高等学校が受賞している。

 受賞者の解答は、「算額1・2・3」のWebサイトに掲載されている。
《外岡紘代》

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