【大学受験2020】私大医学部、21校が定員増加を申請

 文部科学省は2019年11月13日、2020年度(令和2年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧をWebサイトに掲載した。岩手医科大学や東京慈恵会医科大学、東邦大学など21大学が申請。2020年度は国公私立合計で定員9,330人を計画している。

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 文部科学省は2019年11月13日、2020年度(令和2年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧をWebサイトに掲載した。岩手医科大学や東京慈恵会医科大学、東邦大学など21大学が申請。2020年度は国公私立合計で定員9,330人を計画している。

 医学部の入学定員については、1982年と1997年の閣議決定により、7,625人まで抑制された。しかし、2006年の「新医師確保総合対策」、2007年の「緊急医師確保対策」、「経済財政改革の基本方針2008」などにより増員。2010年度から2019年度は地域の医師確保の観点から、「地域の医師確保の観点からの定員増(地域枠)」「研究医養成のための定員増(研究医枠)」「歯学部入学定員の削減を行う大学の特例による定員増(歯学部振替枠)」の3つの枠組みによる増員を実施。2019年度までの措置とされていたが、2020年度も同様の枠組みで増員を行う。

 2019年11月、2020年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請を行った大学は、岩手医科大学や自治医科大学、東京慈恵会医科大学、東邦大学、近畿大学、川崎医科大学など21校。増員後の2020年度定員は、81大学合計で9,330人の計画。2019年度定員と比べると90人の減少だが、増員を行わなかった場合の2020年度定員(8,397人)と比べると933人の増加となる。

 なお、増員期間は2021年度までの間。2020年度から2021年度は、2019年度の医学部定員を超えない範囲で、その必要性を慎重に精査しつつ、暫定的に現状の医学部定員を概ね維持していく。
《黄金崎綾乃》

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