すらら、Chromebookが連携…生徒・管理者の利便性向上

 AI×アダプティブラーニング教材「すらら」とGoogle for Educationは、2019年12月4日から連携することを発表した。ID・パスワードを入力することなく「すらら」各画面にログインでき、学習者の利便性向上や教員のアカウント管理工数の大幅削減が実現することになる。

教育ICT 先生
「すらら」利用のようす
  • 「すらら」利用のようす
  • 「すらら」ログイン画面
  • Google for Education
 AI×アダプティブラーニング教材「すらら」とGoogle for Educationは、2019年12月4日から連携することを発表した。ID・パスワードを入力することなく「すらら」各画面にログインでき、学習者の利便性向上や教員のアカウント管理工数の大幅削減が実現することになる。

 対話式ICT教材「すらら」を国内820の塾と170の学校に提供する、すららネット。AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は、小学1年生から高校3年生までの国語、算数・数学、英語の学習を先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、ひとりひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材のこと。

 Google for EducationはGoogle社の教育プログラムで、Google Chrome OSを搭載した「Chromebook」、学校教育に必要なツールをクラウドベースで管理できるツールキット「G Suite for Education」、教師と児童生徒のための学習管理システム「Google Classroom」の総称。今回のアップデートでは、G Suite for Educationのアカウントを用いた「すらら」へのシングルサインオン連携機能(SSO連携)を実装し、生徒の利便性や管理者の管理効率の大幅向上を実現する。

 具体的には、生徒はGoogle for Educationから「すらら」学習画面に直接ログインして学習できる。教員・指導者は、Google for Educationから「すらら」学習管理画面に直接ログインし、自校生徒の学習状況を確認し、生徒の課題管理や学習進捗の確認、サポートができる。また保護者は、Google for Educationから「すらら」保護者画面に直接ログインし、子どもの学習進捗の確認を行うことができる。

 「すらら」導入校の中には「Chromebook」や「G Suite for Education」を活用し、学習効果を上げている学校が多数あるという。「Chromebook」を活用すると、起動時の立ち上がりが速く、キーボードとタッチパネルを学習内容によって使い分けることができるなど、学習者の操作性も向上する。

 「すらら」と「Chromebook」の組み合わせによりICT学習環境を整備する学校も増えていくことが予想され、すららネットは今後もGoogleとの連携を強化していく。
《田中志実》

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