【センター試験2020】世界史Bで出題ミス…全員に加点

 大学入試センターは、2020年1月18日に実施した2020年度大学入試センター試験の地理歴史「世界史B」で出題ミスがあり、正解訂正を発表した。受験者が誤文と判断する可能性を考慮し、受験者全員に加点することとした。

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2020年度大学入試センター試験のようす
  • 2020年度大学入試センター試験のようす
  • 世界史Bの第1問 問5
  • 世界史Bの正答表
  • 得点調整について
 大学入試センターは、2020年1月18日に実施した2020年度大学入試センター試験の地理歴史「世界史B」で出題ミスがあり、正解訂正を発表した。選択肢文中の「魏」について三国時代ではなく戦国時代と考えた受験者が誤文と判断する可能性を考慮し、受験者全員に2点を与えることとした。

 センター試験1日目の1月18日は、午前9時30分~11時40分に「地理歴史・公民」の2科目受験、午前10時40分~11時40分に「地理歴史・公民」の1科目受験が行われた。

 地理歴史「世界史B」の第1問 問5は、4つの選択肢の中から正しい選択肢を1つ選択する問題。選択肢「1」を正解としていたが、選択肢文中の「魏」について三国時代ではなく戦国時代と考えた受験者が誤文と判断する可能性を考慮し、受験者全員に2点を与えることとした。1月18日の試験の正解は、大学入試センターのWebサイトに掲載されている。

 なお、大学入試センター試験の本試験において、地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」の間といった各科目間で、原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には、得点調整が行われる。得点調整の実施の有無については、1月24日に発表予定。

 2020年度大学入試センター試験には706の大学と152の短期大学の計858大学が参加し、前年度比1万9,131人減の55万7,699人が志願した。2020年3月高等学校等卒業見込者(現役生)の志願者は全体の81.1%の45万2,235人で、志願率(現役志願率)は43.3%。
《工藤めぐみ》

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