遠隔授業、学生の通信環境に配慮を…文科省通知

 文部科学省は2020年4月6日、大学や専門学校などにおける遠隔授業の実施にあたり、学生の通信環境などへ配慮を求める通知を学校設置者などに発出した。学生の機器保有状況や通信量などに配慮するとともに、遠隔授業のための施設開放や機器貸与なども提案している。

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  • 大学等における遠隔授業の実施にあたっての学生の通信環境への配慮等について通知(一部)
  • 専門学校等における遠隔授業の実施にあたっての生徒の通信環境への配慮等について通知(一部)
 文部科学省は2020年4月6日、大学や専門学校などにおける遠隔授業の実施にあたり、学生の通信環境などへ配慮を求める通知を学校設置者などに発出した。学生の機器保有状況や通信量などに配慮するとともに、遠隔授業のための施設開放や機器貸与なども提案している。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、直接対面する必要のない遠隔授業の必要性は増しており、文部科学省でも大学や専門学校の授業開始などに関して、3月24日付の通知で「遠隔授業の活用などによる学修機会の確保に留意すること」を求めている。

 4月6日付の通知では、遠隔授業の実施にあたり、学生の情報通信機器の保有状況などを把握したうえで、適切な遠隔授業の実施方法を検討するなど、「学生の通信環境に十分配慮することが重要」と指摘している。

 テレビ会議システムなどを利用した同時双方向型、オンライン教材などを用いたオンデマンド型など、遠隔授業の実施形態によって必要な通信量は多様であることから、「授業方法の組合せ」「面接授業との組合せ」「画質調整などによるオンライン教材の低容量化」「教材のダウンロードを回線の比較的空いている時間帯に指定する」などの具体例をあげて、各校の状況に応じた取組みの工夫を求めている。

 十分な通信環境を持たない学生に対しては、「教室やPCルームの開放」「PCやルータなどの貸与」などの対応が考えられると記述。外国人留学生が海外から遠隔授業を受講することも考えられることから、外国人留学生の通信環境に対する配慮にも触れている。

 学生が遠隔授業などを活用して学習するための通信環境の確保については、総務省の要請により、複数の電気通信事業者が携帯電話の通信容量制限などについて特別な通信サービスの提供を公表している。通知では、この通信サービスの趣旨についても学生に理解させ、学習目的での利用に限るよう周知徹底する取組みも要請している。
《奥山直美》

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