文部科学省は2020年4月7日、新型コロナウイルス感染症対策による大学などの検討状況を公表した。4月6日現在、授業開始時期の延長を決めている全国の大学などは78.9%。遠隔授業の活用については、「実施する」37.5%、「検討中」46.3%だった。 調査は4月6日午後4時時点の状況について、文部科学省が全国1,180校の大学・短期大学・高等専門学校を対象に実施。758校から回答を得た。 授業の開始時期については、「延長を決定」が78.9%を占め、「例年通り開始」17.8%、「延期検討中・未定」3.3%であった、延長を決定している学校は、「国立大学」89.0%、「高等専門学校」79.1%、「私立大学(短大を含む)」77.6%、「公立大学(同)」77.3%の順に多かった。 緊急事態宣言の対象となった東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県に限ると、「延長を決定」83.4%、「例年通り開始」11.5%、「延長検討中・未定」5.0%。7都府県以外に限ると、「延長を決定」75.2%、「例年通り開始」22.9%、「延長検討中・未定」1.9%だった。 多様なメディアを高度に利用して行う遠隔授業の活用については、「実施する」37.5%、「検討中」46.3%、「実施予定はない」16.0%。「実施する」は、「国立大学」が65.8%と積極的な傾向にあった一方、「私立大学(短大を含む)」は35.9%、「公立大学(同)」は28.7%、「高等専門学校」は18.6%にとどまった。 このほか、入学式については「延期または中止」が77.9%にのぼった。「規模を縮小して実施」は19.4%、「予定通り実施」は1.5%であった。
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