鳥取県教委、緊急事態宣言該当地からの転入生は出席停止に

 鳥取県の教育委員会は、政府の緊急事態宣言が出された日以降に、該当する都府県から転校してきた生徒については、一定期間の出席停止とする方針を決定。北海道教育委員会は、道外から転入した児童生徒の健康観察を保護者に確認するよう通知をしている。

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 鳥取県の教育委員会は、政府の緊急事態宣言が出された日以降に、該当する都府県から転校してきた生徒については、一定期間の出席停止とする方針を決定。北海道教育委員会は、道外から転入した児童生徒の健康観察を保護者に確認するよう通知をしている。

 鳥取県は2020年4月8日までに、新型コロナウイルスPCR検査結果では陽性結果は0件となっている。鳥取県教育委員会は、政府からの緊急事態宣言が発令された日以降に該当する都府県から転校してきた生徒については、出席停止にすることを決定。出席停止の期間は、当該都府県に居住していた日の翌日から起算して14日間としている。県内の公立小学校、中学校の新学期は4月7日または8日から始まっている。

 北海道は、政府から緊急事態宣言が発令されたことを受け、4月8日から5月6日までを「新型コロナウイルス感染症集中対策期間」としている。そのため、北海道教育委員会は4月8日に各道立学校などに「道外から転入学する児童生徒等の健康観察の対応」について通知した。児童生徒等の転入学の手続の際に、当該児童生徒等の過去14日間の健康状態を確認するとともに、注意をまとめた「緊急のお知らせ『北海道にお越しになった皆様へ』」を渡し、転入学から2週間は健康状態に十分留意するよう依頼している。

 愛媛県の小学校では、親がトラック運転手で、緊急事態宣言に該当する地域を移動していたことから児童を登校させないよう求め、不適切な要請をしたと謝罪している。新学期で転入学が多い時期だけに、教育現場の慎重な対応が求められそうだ。
《田中志実》

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