JASSO、コロナ影響で奨学金相談センターの業務縮小

 日本学生支援機構(JASSO)は2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、奨学金相談センターの業務を縮小していることを公表。電話がつながりにくい状況となっている。相談の多い内容をWebサイトに取り上げ、確認するよう呼び掛ける。

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 日本学生支援機構(JASSO)は2020年4月15日、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、奨学金相談センターの業務を縮小していることを公表。電話がつながりにくい状況となっている。相談の多い内容をWebサイトに取り上げ、確認するよう呼び掛ける。

 奨学金の申込方法については、給付奨学金の「在学採用」と「家計急変」にわけて手続き方法を紹介。「在学採用」は在学している学校で申し込む。原則、毎年春および秋に学校を通じて申込みを受け付けており、在学している学校に必ず確認をし、申込時期を逃さないよう注意する。

 新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した場合の支援としても対応する「家計急変」の奨学金では、提出する証明書類の一覧を掲載。証明書類が手元にそろっていない場合も、ひとまず学校へ申込みの相談を行うよう促している。

 そのほか、奨学金返還中の人のための「減額返還制度」「返還期限猶予制度」についても紹介。減額返還制度は、災害や傷病、経済的理由により奨学金の返還が困難な場合、当初約束した割賦金を減額すれば返還可能である人を対象とし、毎月の返還額を減額して返還することができる。1回の願出につき適用期間は12か月で最長15年まで延長可能。

 さらに、「日本学生支援機構に関するよくあるご質問」では、キーワードやカテゴリごとにQ&A形式でわかりやすく説明している。「申込資格」のカテゴリの質問では、「浪人生でも申し込めますか」の質問に、「高等学校等を卒業後2年の間に入学が認められ進学する予定の人(申込時点で卒業後2年以内の人)であれば申し込めます。卒業した高等学校等に申し出てください」と回答。

 「返還」のカテゴリでは、「振替日に残高不足で引落としができなかったのですが、どうすればよいのでしょうか」の質問に、「翌月に2か月分をまとめて振替えます。翌27日までに、振替口座に入金しておいてください」などと具体的な内容となっている。また、住所変更、繰上返還を希望する場合は、専用サイトの「スカラネット・パーソナル」から手続きできる。
《田中志実》

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