文部科学省は2020年4月23日、休館中の図書館や休校中の学校図書館における取組事例を公表した。郵送などによる配達貸出しなど、各地で行われている図書館での取組みの工夫を紹介している。 子どもの読書活動は、人生をより深く生きる力を身に付けていくうえで欠かせないものであることから、文部科学省は臨時休館中の図書館や休校中の学校図書館の取組みを取りまとめて紹介している。4月17日に更新した「教育活動の再開などに関するQ&A」では、休校中は児童生徒が図書館を訪れる可能性が高いことから、各地域の状況に適した感染拡大を防ぐ対応を図ることを求めている。 休館中の図書館の取組事例は、利用者がFAXやメール、電話で図書を予約し、予約された本が準備できたら受け渡す「予約した図書の貸出し」、予約された図書の郵送や職員によるポスト投函などで利用者の自宅へ配達する「郵送などによる配達貸出し」、紙芝居や読み聞かせ動画をWebサイトで公開する「動画コンテンツなどの提供」がある。 また、休校中の学校図書館の取組事例は、「時間を区切っての図書の貸出し」「分散登校日を活用した図書の貸出し」「学校司書によるおすすめ絵本の紹介」などがある。それぞれの取組みに際し、3密(密集・密室・密接)対策のための工夫も紹介している。
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