【休校支援】運動部の小中高生をサポートする動画やサービス(まとめ)

 休校期間が長引き、運動部などに所属する小中高生は、練習やトレーニングをどう継続していくか、頭を悩ませていることだろう。グラウンドや体育館が使えない今、自宅で取り組むことができる動画や新しいトレーニング法を取り入れてみてはどうだろうか。

生活・健康 高校生
横浜DeNAベイスターズ公開のスーパースロー投球映像
  • 横浜DeNAベイスターズ公開のスーパースロー投球映像
  • 関西大学野球部員が基本テクニックなどを紹介する「オンライン野球教室」
  • 動体視力トレーニング「Performance Vision Test」(イメージ)
  • 子ども向けプログラム「JFAチャレンジゲーム」
  • 育成年代向け「コンディショニングプログラム」
  • 三重県サッカー協会医科学委員会制作・公開の「ストレッチ動画」
  • バレーボール日本代表選手が実演する「日本代表より~家で体を動かそう」
  • アスリートによる自宅できるトレーニング動画リレー
 休校期間が長引き、運動部などに所属する小中高生は、練習やトレーニングをどう継続していくか、頭を悩ませていることだろう。グラウンドや体育館が使えない今、自宅で取り組むことができる動画や新しいトレーニング法を取り入れてみてはどうだろうか。

関西大学野球部
「オンライン野球教室」


 2019年の明治神宮大会で準優勝し、現在活動停止中の関西大学野球部は、「活動自粛中の全国の球児にエールを」と2020年4月8日から毎日、野球部公式ブログやFacebook、Instagramで小中高生向けに「自宅でもできるオンライン野球教室」と題して動画配信している。部員らがメッセージとともに、「ミートポイントを意識した効果的な素振りの方法」「理想の投球フォームの作り方」など、ワンポイントアドバイスやトレーニング方法を紹介している。

横浜DeNAベイスターズ「変化球映像の特別公開」


 横浜DeNAベイスターズは、1秒間に1,000コマ撮影できるハイスピードカメラで投手の変化球を記録。野球を楽しむ子どもらへ向けて特別公開している。4月28日に濵口遥大選手の「チェンジアップの極意」、4月30日に平良拳太郎選手の「スライダーの極意」をアップ。今後、山﨑康晃選手も登場予定。ボールの投げ方から、リリースの瞬間の指のかかり具合まで、スーパースロー映像で詳細に把握することができ、選手自らの解説動画もあわせて公開している。

東京インディペンデンツ「動体視力トレーニング」


 2020年4月に発足した東京都の中学野球チーム「東京インディペンデンツ」は、Zoomを使ったオンラインレッスンを開始し、プログラムのひとつとして動体視力トレーニング「Performance Vision Test」を導入した。ストライクゾーンのうち、どのコースを見極める力が強いか、どのコースを見逃す傾向があるかなどを特定し、選手の効率的なスキルアップを目指すもの。簡易版動体視力トレーニングの無料サービスも行っている。

日本サッカー協会「JFAチャレンジゲーム」


 日本サッカー協会(JFA)では、休校期間中に自宅で活用できるコンテンツの一部を無料公開している。子ども向けプログラム「JFAチャレンジゲーム」は、個人でサッカーのテクニックを身に付けることができる動画プログラム。8歳まで対象の「めざせクラッキ!」、9歳以上対象の「めざせファンタジスタ!」がある。室内でも家具や電化製品などのない場所を選べば、1人でボールを使ってできる内容がほとんどだという。

日本サッカー協会「コンディショニングプログラム」


 「コンディショニングプログラム」は、日本サッカー協会(JFA)フィジカルフィットネスプロジェクトが、育成年代である中高生を対象に作った体力づくりのためのトレーニングプログラム。全身のバランスを整えて体幹を鍛える「コアエクササイズ」、各選手の弱い部分を強化する「インディビジュアルトレーニング」など4項目で構成しており、1人で室内で取り組めるセルフコンディショニングメニューを多く紹介している。

三重県サッカー協会医科学委員会「実践!ストレッチ動画配信!」


 三重県内の医師やトレーナーなどが組織する三重県サッカー協会医科学委員会では、県内のサッカー・フットサル選手のために独自に制作した動画を公開している。自宅で短時間でできるストレッチを多数紹介しており、誰でも視聴が可能。体が柔らかくなるとケガをしにくくなるほか、しなやかに全身を使うことができるようになる。軸足をトレーニングすることで、キック力やコントロールの改善も期待できるという。

日本バレーボール協会「日本代表より~家で体を動かそう」


 バレーボール男女日本代表チームは、室内でできる練習やストレッチを「日本代表より~家で体を動かそう」と題して、公式TwitterやInstagramで動画配信している。休校が続いている部活生らのスキルアップに役立ててもらおうと、選手や監督、トレーナーが「肩のストレッチ」「1人壁パス」「スイング練習」「体幹トレーニング」など、さまざまなメニューをメッセージとともに実演している。

日本陸上競技連盟「トレーニング動画リレー」


 日本陸上競技連盟は、東京オリンピックを目指すアスリートたちが「#いまスポーツにできること」と題して、自宅でできるトレーニング法などを動画で紹介。寺田明日香選手は「トランポリンでもも上げ」、土井杏南選手は「カエル倒立」、戸邉直人選手は「片足スクワット」など、自宅でできるトレーニングを主なテーマに、選手から選手へリレー形式でバトンをつないでいる。

スポーツセンシング「トレーニングアプリ無料ダウンロード」


 スポーツセンシングは、家でも使えるトレーニング用iOSアプリ「Sports Coaching DELAY」を5月6日までの期間限定で、無料ダウンロード中。iPad/iPhone搭載のカメラで撮影した映像を画面に表示させることで、さまざまなフォームを簡単にチェックすることができ、野球やゴルフ、空手など、あらゆるスポーツのフォームチェックに活用できる。自分が理想とする動きを画面に書き込む描画機能などもある。

 休校中の小中高生向けには、このほかにもプロスポーツチームやスポーツ団体、選手などが動画などを多数公開している。好きなチームや選手のものがあれば、モチベーションもさらに上がることだろう。自分にあった動画やサービスを見つけて、コンディション維持やスキルアップにぜひ役立ててもらいたい。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top