東京都立大学、秋入学の導入を検討…国際競争力強化へ

 東京都立大学について、東京都の小池百合子知事は2020年12月8日、秋入学の導入に向けて検討する方針を明らかにした。英語で学位が取得できるカリキュラムの整備拡充も進めながら、優秀な留学生らを受け入れ、国際競争力の強化に結びつけたい考えだ。

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 東京都立大学について、東京都の小池百合子知事は2020年12月8日、秋入学の導入に向けて検討する方針を明らかにした。英語で学位が取得できるカリキュラムの整備拡充も進めながら、優秀な留学生らを受け入れ、国際競争力の強化に結びつけたい考えだ。

 12月8日の東京都議会本会議において、小山くにひこ議員(都民ファーストの会)の質問に答弁した。小池知事は「従来の延長線上の取組みでは世界の潮流から取り残されてしまう」と語り、グローバルスタンダードな教育環境の整備、早期に国際性を身に付けることができる魅力的なカリキュラムの構築など、国際競争力の抜本的強化に向けた東京都立大学改革が重要との考えを示した。

 東京都立大学では、大学院で9月入学を一部実施しているが、学部に秋入学枠は設けていなかった。小池知事は「優秀な留学生などの確保を見据えた学部における秋入学導入に向け検討していく」と言及。英語で学位が取得できるカリキュラムの整備拡充についても意欲をみせ、「都立大学を世界水準の大学へと進化させ、東京、そして日本の成長を支える人材の育成、輩出に貢献できるよう、都は大学の取組みを全力で支援していく」と述べた。
《奥山直美》

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