9割がネットトラブルに不安、うち半数が対策せず

 約9割が近年のインターネットトラブルに関するニュースを見て不安に感じながらも、そのうち半数が対策をとっていないことが、ジェイコム少額短期保険が2020年12月14日に発表した調査結果より明らかになった。

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近年のインターネットトラブルに関するニュースを見て、どのように感じるか
  • 近年のインターネットトラブルに関するニュースを見て、どのように感じるか
  • インターネット利用全般(活用方法、利便性、危険性など)に対して、どの程度理解していると思うか
  • 自身の周りで、インターネットトラブルにあった人がいるか
  • 知っているネットトラブルと実際に経験したネットトラブル
 約9割が近年のインターネットトラブルに関するニュースを見て不安に感じながらも、そのうち半数が対策をとっていないことが、ジェイコム少額短期保険が2020年12月14日に発表した調査結果より明らかになった。

 ジュピターテレコム(J:COM)のグループ会社であるジェイコム少額短期保険は、ミドル世代(30~40代)の男女544名を対象に「ネットトラブルに関する実態調査」を実施した。調査期間は2020年11月2日~11月4日、調査エリアは全国。調査対象は、スマートフォン保有もしくは保有予定の子ども(小学校高学年~中学生)がおり、両親(インターネット利用あり)がともに存命で、子どもおよび両親のインターネット利用頻度が「週1日以上」であることに該当する人。

 インターネット上の誹謗中傷・誘拐などのトラブルに関するニュースを見て、どのように感じるか聞いたところ、88.4%が「不安に感じる」と回答。しかし、不安に感じながらも「対策をしたいが何をしたらいいかわからない」40.1%、「特に対策する必要はない」9.4%と約半数が対策をとっていない現状が浮き彫りになった。

 「自分自身」や「自身から見た子ども、両親」について、インターネット利用全般(活用方法、利便性、危険性など)に対して、どの程度理解していると思うか聞いたところ、自分自身は82.4%が「理解している」と回答。一方、「子ども」に関しては43.4%、「両親」に関しては51.1%にとどまった。調査対象である30~40代のミドル世代は、自分自身は大丈夫だと思っているが、子どもや両親の理解度が自分より低いという認識があることがわかった。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「20代はパソコンの常時接続、10代はモバイルインターネットが当たり前に存在し、SNSや動画サイトを使いこなしている世代です。親が知ったかぶりをして頭ごなしに『指導』するのではなく、同じ目線で対話しながら、時には子どもに教えられながら、互いにネットのリテラシーについて理解を深めていきましょう」とコメントしている。

 自身の周りで、インターネットトラブルにあった人がいるか聞いたところ、「自身」33.9%、「自身の周り」31.2%、「両親」21.6%、「子ども」22.3%にのぼる。また、知っているネットトラブルは、「ワンクリック詐欺やウイルスによる不当請求」や「コンピューターウイルス感染」が6割を超える一方、経験したネットトラブルでも上位にランクイン。トラブルの存在を知りながらも、実際に被害にあってしまっている人が一定数いることがわかった。

 同社は、「ネットでの犯罪やトラブルは、年中無休で起こります。ただ、ブラックフライデーやサイバーマンデー、クリスマス、初売り、バーゲン、旧正月とイベントや休みが集中する年末年始は、やはりネット上の犯罪やトラブルが増加します。ユーザー側の気の緩みもさることながら、犯人側もヒマで時間をかけて実行しやすいからです。怪しいメールやSNSのメッセージ、破格値をうたうサイトは無視するのが鉄則。特に、見覚えがあるようだがハッキリしない送信元からのクリスマスや新年を祝うメールやメッセージには注意してください」とアドバイスしている。
《工藤めぐみ》

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