2020年冬のボーナス、3分の1以上が「減った・減りそう」

 2020年冬のボーナスが、2019年冬と比べ「減った(減りそう)」と回答した世帯が39.2%にのぼることが、「しゅふJOBパート」の調査で明らかになった。使い道は貯金や生活費が多く、旅行やレジャーへの支出には消極的なようすがみられた。

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  • 世帯全体の収入で見たときの2020年冬のボーナス金額(2020年夏との比較)
  • 世帯全体の収入で見たときの2020年冬のボーナス金額(2019年冬との比較)
  • ボーナスが入らなかった分の対策
  • ボーナスの使い道
 2020年冬のボーナスが、2019年冬と比べ「減った(減りそう)」と回答した世帯が39.2%にのぼることが、「しゅふJOBパート」の調査で明らかになった。使い道は貯金や生活費が多く、旅行やレジャーへの支出には消極的なようすがみられた。

 調査は2020年12月1日~12月7日、求人サイト「しゅふJOBパート」登録者を対象にインターネットで実施。771件の有効回答を得た。

 世帯収入で見たときに、2020年冬のボーナスの総額は2020年夏に比べて変化したかとの質問の回答に、「増えた(増えそう)」は7.1%、「減った(減りそう)」は34.1%だった。「変わらない」は28.5%で、前回からボーナス額が増えなかった世帯は62.6%となった。

 2020年冬のボーナスと2019年冬のボーナスとを比較した場合、2019年冬と比べて「増えた(増えそう)」は7.4%、「減った(減りそう)」は39.2%だった。

 ボーナスが減った分の対策として、もっとも多かったのは「節約して支出を減らす」54.6%。次に「貯金を切り崩す」37.4%、「仕事に出たりシフトを増やすなど収入を増やす」28.8%、「配偶者など生計を共にする人の収入でやりくりする」15.9%、「特に何もしない」10.9%が続いた。

 ボーナスの使い道としてもっとも多かったのは「貯金」52.9%。ついで「生活費(水道光熱費、家賃など)」42.0%、「ローン返済」32.2%、「冬期講習など子どもの教育費」25.6%が上位にあがった。「旅行・レジャー」は10.9%で、娯楽などへの積極的な消費は控える傾向がみられた。
《勝田綾》

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