【大学入学共通テスト2021】理解の質を問う出題…河合塾が総評

 大学入試センター試験に代わる初の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の第1日程が2021年1月16日と17日の2日間行われた。河合塾は、共通テストの問題を分析のうえ「総合コメント」を発表した。

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 大学入試センター試験に代わる初の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の第1日程が2021年1月16日と17日の2日間行われた。河合塾は、共通テストの問題を分析のうえ「総合コメント」を発表した。思考力、判断力を発揮して解くことが求められ、得点の高低に関係なく厳しいテストであったという。

 総論として、教科・科目により強弱はあるが、事前に大学入試センターから示されていた問題作成の基本的な考え方、各教科・科目の出題方針に概ね則って出題された。センター試験と比較すると、知識や解法の暗記のみで解答できる問題は減少。より理解の質を問う出題であり、思考力、判断力を発揮して解くことが求められた。身に付けた基本的な知識や解法、公式の使い方などを十分に理解したうえで、それをさまざまな場面で実践的に活用できるかを問う出題傾向がセンター試験よりも強くなっているという。

 大学入試センターの作成方針にあるような、「どのように学ぶか」を踏まえた問題の設定として、「授業で生徒が学習する場面」「日常の生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面」「資料やデータを基に考察する場面」など、学習の過程を意識した出題設定が多かった。具体的には、英語(リーディング)では新聞記事を読みクラス発表をする設定の問題や、スマホのメールのやりとり(メッセージ画面)から出題。また、日本史Bでは高校の授業での学習発表が素材とされ、国語(現代文)では生徒が学習の過程で作成したノートを完成させる問題が出題された。

 今回の共通テストは、試行調査の問題から予想されていたとおり、センター試験よりも思考力が問われる内容だった。さらに、試験時間内に本文も含む多くの資料の情報を読み取り、必要な情報を整理し解答しなくてはならなかった。そのため、時間的にも余裕なかった受験生が多かったと予想される。「今年の受験生にとっては得点の高低に関係なく厳しいテストであった」と河合塾は評価している。
《工藤めぐみ》

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