出生数は過去最低の87万2,683人、死亡数は11年ぶり減

 厚生労働省は2021年2月22日、「人口動態統計速報(2020年12月分)」を公表した。2020年1月から12月速報の累計では、出生数が87万2,683人で過去最低、死亡数は138万4,544人で11年ぶりの減少となった。

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人口動態総覧(対前年比較)
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  • 人口動態統計速報(2020年12月分)
 厚生労働省は2021年2月22日、「人口動態統計速報(2020年12月分)」を公表した。2020年1月から12月速報の累計では、出生数が87万2,683人で過去最低、死亡数は138万4,544人で11年ぶりの減少となった。

 「人口動態統計」は、出生、死亡、婚姻、離婚および死産の各事象について、各種届出書などから人口動態調査票が市区町村で作成され、これを収集し集計したもの。速報の数値は調査票の作成枚数であり、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人および前年以前に発生した事象を含むものである。

 2020年1月から12月の出生数は、前年比2万5,917人減の87万2,683人で過去最低。死亡数は前年比9,373人減の138万4,544人で、11年ぶりに減少した。出生数から死亡数を引いた「自然増減数」は-51万1,861人だった。

 婚姻件数は53万7,583組で、前年と比べ7万8,069組少なく、増減率は-12.7%。1950年(昭和25年)以来の減少率となった。離婚件数は19万6,641組で、前年比と比べ1万6,314組少なく、増減率は-7.7%だった。
《桑田あや》

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