【大学受験2021】医学部人気に復活の兆し…メディカルラボ動向速報

 医系専門予備校メディカルラボは2021年3月29日、2021年度国公私立大学医学部入試について動向速報を発表した。2021年度はコロナ禍の特殊な状況下での入試だったが、国公立大学で数年ぶりに志願者数が増加するなど、医学部人気に復活の兆しが見えていると分析している。

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全国の私立大 医学部(一般前期)志願者数
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 医系専門予備校メディカルラボは2021年3月29日、2021年度国公私立大学医学部入試について動向速報を発表した。2021年度はコロナ禍の特殊な状況下での入試だったが、国公立大学で数年ぶりに志願者数が増加するなど、医学部人気に復活の兆しが見えていると分析している。

 メディカルラボは、終了したばかりの2021年度入試について動向速報を発表。2021年度入試について、「コロナ禍で受験を迎えた」「大学入試改革初年度」という2つの大きなことが受験生を直撃したと指摘したうえで、国公私立大学医学部入試の動向を解説している。

 国公立大学医学部(前期日程)の志願者数は近年、減少を続けていたが、2021年度はわずかながら増加に転じた。私立大学では、地方在住の受験生がコロナウイルス感染拡大の影響から、東京でしか試験を実施していない医学部の受験を避けるなど、2021年度は特殊な状況下での入試となった。

 国公私立大学医学部全体では、2021年度の志願者は前年度をわずかに上回った。2021年度大学入学共通テストの出願者は前年度より約2.2万人も減少しており、メディカルラボは「そのことを考えると、国公立大学の医学部人気は復活したといえる」と分析している。

 地区別で前年度の志願者を下回ったのは、北海道、東北、北陸、九州・沖縄。関東や近畿、東海など大都市圏の受験生が、コロナ禍の中で地元から遠い地区の大学の受験を敬遠したと推測されるという。もっとも増加が大きかったのは四国で、前年度比124%。2021年度から香川大学と愛媛大学が後期日程を廃止し、前期定員が両大学で35人増えたことが志願者数増につながったと考えられるという。

 メディカルラボによると3月1日現在、私立大学全31大学中、18大学が志願者数を公表している。このうち、慶應義塾大学は前年度比90%、東京医科大学は前年度比92%、東北医科薬科大学は前年度比107%、獨協医科大学は前年度比102%など。

 志願者数が減少した大学には「2020年度よりも他大学との1次試験の重複数が増加」「1次試験が大学の所在する都府県のみで実施」、志願者数が増加した大学には「2020年度よりも他大学との1次試験の重複数が減少」「1次試験を大学所在の都府県以外の複数会場設定」という特徴があったという。

 さらに詳しい情報は、メディカルラボが運営する医学部受験専門サイト「医学部受験ラボ」において、医学部受験のスペシャリスト山本雄三氏が伝授するブログ「医学部受験道」で国公立大学編と私立大学編に分けて掲載している。
《奥山直美》

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