【高校受験2022】宮崎県立高、推薦入試を改善…中学校長の推薦不要の自己推薦へ

 宮崎県教育委員会は、2022年度(令和4年度)県立高等学校入学者選抜の推薦入学者選抜について改善を図るとして、改善点をWebサイトに掲載している。現行の在籍中学校長による推薦必須という条件を改善し、中学校長の推薦不要な自己推薦型へ変更となる見通し。

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宮崎県立高等学校入学者選抜制度(推薦入学者選抜)の改善について
  • 宮崎県立高等学校入学者選抜制度(推薦入学者選抜)の改善について
  • 宮崎県立高等学校入学者選抜制度(推薦入学者選抜)の改善ポイント
 宮崎県教育委員会は、2022年度(令和4年度)県立高等学校入学者選抜の推薦入学者選抜について改善を図るとして、改善点をWebサイトに掲載している。現行の在籍中学校長による推薦必須という条件を改善し、中学校長の推薦不要な自己推薦型へ変更となる見通し。

 宮崎県教育委員会は、2022年度県立高校入試について、「宮崎県立高等学校入学者選抜制度(推薦入学者選抜)の改善について」「宮崎県立高等学校入学者選抜における全国からの出願を認める学校・学科について」の2件の情報をWebサイトに掲載している。

 推薦入学者選抜については、大きく3点改善する方向。現行の2~3教科の学力検査実施という点は、学力検査の実施有無を選択可能とする。実施する場合は、各高校が国・英・数の3教科以内を指定して行い、傾斜配点も用いることができる。学力検査を実施しない学校・学科も認め、その場合は必ず適性検査を実施することとしている。

 現行、面接・作文で行っていた適性検査は、実施内容を各高校の特色に応じて各高等学校長が定めることとし、面接、小論文、スポーツ・文化に係る実技、自己表現、実験、総合的な学習の時間の成果発表等の内容も認める。

 また、推薦入学者選抜に出願する場合、在籍中学校長による推薦「推薦理由書」の提出が必要だったが、これを廃止。在籍中学校長の推薦を必要とせず「自己推薦書」のみで出願できる自己推薦型の推薦入試へと改善する。

 推薦募集人員は従来同様、募集人員全体の10~50%の範囲内で各高等学校長が定める。また、2022年度入試(推薦および一般)において学区外(県外)からの出願を認めるのは、飯野高等学校(普通科・生活文化科)、高鍋農業高等学校(園芸科学科・畜産科学科)の2校。その他の高校については2022年度入試の状況を見て実施の可否を検討するとしている。
《畑山望》

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