【大学受験2025】新課程入試、共通テストの各科目変更点…旺文社

 旺文社教育情報センターは2021年8月18日、文部科学省が7月30日に公表した「共通テスト実施大綱の予告」のポイントを整理し、解説を加えてWebサイトに掲載した。現行の共通テストと比べ、情報を新設、理科で試験枠を統合等、大幅に変更がなされる。

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「指導要領の科目」と「共通テスト出題科目」
  • 「指導要領の科目」と「共通テスト出題科目」
  • 共通テスト「理科」の試験時間
  • 旺文社教育情報センター
 旺文社教育情報センターは2021年8月18日、文部科学省が7月30日に公表した「共通テスト実施大綱の予告」のポイントを整理し、解説を加えてWebサイトに掲載した。現行の共通テストと比べ、情報を新設、理科で試験枠を統合等、大幅に変更がなされる。

 今回の新課程共通テストは、問題作成や試験実施のフィージビリティ(実現可能性)、実施関係者の負担減、受験者の減少に対応した経費削減から、科目数のスリム化が図られた。旺文社教育情報センターがWebサイトに掲載した「2025年新課程入試 共通テスト科目決定!」では、各教科における現行課程からの変更点がわかりやすくまとめられている。

 教科数は「情報」の新設により「6教科」から「7教科」に増。科目数は「30科目」から「21科目」に削減となるが、科目の数え方が変わった影響もあり、実質的にはそこまで減っていないという。たとえば理科基礎は、これまで4科目としいたものがまとめて1科目(1出題科目)となった。

 共通テスト「理科」の現行の試験時間は、基礎科目と発展科目が別々に設けられているが、新課程ではこれを統合。旺文社教育情報センターは、これにより捻出した1コマ分の試験時間を新教科の「情報」に充てると予想している。各教科の試験時間は2021年秋には発表される模様だ。

 また、既卒生向けに旧課程の問題を用意する「経過措置」については、基本的に新課程入試の初年度に、旧課程と新課程で学習内容に大きな違いがある科目で実施される。今回も経過措置が取られるが、具体的な内容については今後の発表となる。
《桑田あや》

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