高校生のなりたい職業「教員」「公務員」トップ2…LINEリサーチ

 LINEリサーチは日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、将来なりたい職業や働く企業を選ぶ際に重視しそうなこと等について調査を実施。高校生のなりたい職業は、1位「教師・教員・大学教授」、2位「国家公務員・地方公務員」、3位「看護師」となった。

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 LINEリサーチは日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、将来なりたい職業や働く企業を選ぶ際に重視しそうなこと等について調査を実施。高校生のなりたい職業は、1位「教師・教員・大学教授」、2位「国家公務員・地方公務員」、3位「看護師」となった。

 LINEは、保有する約552万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営。今回は、日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、将来なりたい職業や働く企業を選ぶ際に重視しそうなこと等について調査を行った。実施時期は2021年9月7日~8日、有効回収数は1,044人。

 高校生に将来いちばんなりたい職業を聞いたところ、全体のトップ3は「教師・教員・大学教授」「国家公務員・地方公務員」「看護師」という結果に。1位と2位は僅差で、他にも「医師」「警察官・消防官・自衛官」「保育士・幼稚園教諭」「薬剤師」といった国家資格が必要な職業が多く選ばれた。

 男女別にみると、女子高生は前年と変わらず1位「看護師」、2位「教師・教員・大学教授」、3位「国家公務員・地方公務員」がランクイン。コロナ禍で過酷な勤務実態が浮き彫りになっている「看護師」だが、家族の影響や働く姿に感銘を受けたという声があげられた。男子高生は、1位「教師・教員・大学教授」、2位「国家公務員・地方公務員」、3位「システムエンジニア・プログラマー」。SE・プログラマーの他、「ゲーム業界の仕事(ゲームデザイナー、ゲームクリエイター等)」も上位にランクインした。

 前年のランキング外から2021年10位以内にランクアップした職業は、女子高生が「警察官・消防官・自衛官(9位)」、男子高生が「学者・研究者(8位)」。女子高生は「東日本大震災での災害派遣のようすをテレビで見たから(高3女子)」「警察官・消防官・自衛官になって音楽隊に入りたい(高3女子)」といった理由を、男子高生は「ロボットが好きで、ロボット工学者になりたいから(高1男子)」「小さい頃から宇宙の神秘にとりこになっている(高1男子)」といった理由をあげている。

 将来働く会社・企業選びで特に重視しそうなことを最大5つまで選んでもらった結果、全体では「給料/ボーナス等の待遇がいい」「人間関係/職場の雰囲気がいい」がどちらも4割を超えてトップ2に。女子高生は唯一5割を超えた「人間関係/職場の雰囲気がいい」が1位となり、2位の給与面に続き、3位「働きがい/やりがいがある」、4位「自分のやりたいこと/得意なことである」も4割台となり重視している傾向がみられた。

 男子高生の1位は、唯一4割を超えた「給料/ボーナス等の待遇がいい」。ついで、2位「自分のやりたいこと/得意なことである」、3位「人間関係」となった。上位の項目は女子高生と似通っているが、「転勤が少ない(10位)」「将来性がある注目の業界(ランク外)」の割合が高い傾向にあった。

 10年後どんな自分になっていたいかとの問いでは、全体1位「安定した収入を得ていたい」、2位「好きな相手と恋愛・結婚していたい」、3位「趣味を楽しんでいたい」という結果に。男女別のトップ3をみると、女子高生は「安定した収入」「恋愛・結婚」「仕事とプライベートの両方」、男子高生は「趣味」「安定した収入」「恋愛・結婚」の順となった。女子高生・男子高生ともに、上位には安定や自分の時間の充実がランクインしたが、誰かの役に立ちたい、目標や夢をかなえていたいといった項目もランクインし、未来への力強さや意志を感じる結果となった。
《畑山望》

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