子供の手洗い、78%が不安や悩み…対策ポイントとは?

 子供の手洗いについて、78%が不安や悩みをもっていることが2022年1月6日、エーザイコンシューマーhhc事業部が実施した調査結果から明らかになった。普段の除菌については、92%の親が対策に「慣れてきた」と実感している反面、60%は「気の緩み」も自覚していた。

生活・健康 保護者
除菌(菌対策)について「慣れてきた」と感じることはあるか
  • 除菌(菌対策)について「慣れてきた」と感じることはあるか
  • 除菌(菌対策)について、気が緩むときがあるか
  • 子供の手洗いについての不安や悩み
  • 洗面台には、手洗いの際の跳ね返り等で、ウイルスや菌が付着していることがあると知っているか
  • 正しい手洗いの一環として、「手を洗う場所」の除菌は重要だということを知っていて、除菌しているか
 子供の手洗いについて、78%が不安や悩みをもっていることが2022年1月6日、エーザイコンシューマーhhc事業部が実施した調査結果から明らかになった。普段の除菌については、92%の親が対策に「慣れてきた」と実感している反面、60%は「気の緩み」も自覚していた。

 「子育て家庭の除菌と手洗い」に関する調査は、2021年10月28日~29日、12歳以下の子供と同居している男女500人を対象にインターネットで実施した。

 除菌(菌対策)について「慣れてきた」と感じている人は92%。同時に60%が「除菌(菌対策)について、気が緩むときがある」とも感じており、対策に慣れてきたことで意識が変化していることをうかがわせる結果となっている。

 「子供との生活の中で、除菌(菌対策)について不安や悩みはあるか」との質問では、74%が「ある」と回答。具体的な不安・悩みでは、「効果があるかどうか」60%、「対策が十分かどうか」52%、「方法が正しいかどうか」44%等が上位に並んでいる。子供が未就学児の人は「使用アイテムが安全かどうか」29%も比較的回答率が高かった。

 手洗いに対する意識については、「1年ほど前と比較して、自分の手洗いに対する意識は高くなったと思う」75%、「自分の手洗いに関する知識・情報は正しいと思う」78%と、手洗いに対する意識や知識が以前よりも高まっているようすがうかがえる。その反面、78%の親が「子供の手洗いについて不安・悩みがある」と回答。具体的には、「手洗い(全体)がしっかり・十分にできているかどうか」62%、「手洗いの方法が正しいかどうか」47%、「手洗い(洗浄)がしっかり・十分にできているかどうか」47%等が不安・悩みの上位にあがっている。

 手を洗う場所の意識について、「洗面台には、手洗いの際の跳ね返り等で、ウイルスや菌が付着していることがあると知っているか」との質問では、81%が「知っている」と回答した。「正しい手洗いの一環として、手を洗う場所の除菌は重要だということを知っているか」との質問には、84%が「重要だと知っている」と答えたが、実際に手を洗う場所の除菌をしている人は37%にとどまった。

 ウイルス学が専門の広島大学大学院医系科学研究科の坂口剛正教授によると、個人レベルでの対策で重要な点は「自宅に持ち込まないこと」。その視点で考えると、帰宅後なるべく早めに手を洗うことと、手を洗う前後に触れるところの除菌や抗菌がポイントとなる。手を洗う際の跳ね返り等でウイルスが洗面台等に飛び散ることもあるため、「手を洗う場所・環境」の除菌・抗菌対策は重要。自分での手洗いや除菌がまだ難しい子供の場合は、ドアノブや洗面台付近、おもちゃ、室内の手すり、トイレ等、「ポイントを抑えた対策」が大切だという。
《奥山直美》

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