ノロウイルス、アルコール消毒だけでは不十分…消費者庁

 冬に多く発生するノロウイルス感染症には、アルコール消毒の効果があまりない。そのため消費者庁は、アルコール消毒に頼りすぎず、正しい手洗いと加熱でノロウイルスによる感染症や食中毒を防ぐよう「子ども安全メールfrom消費者庁」で呼びかけている。

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子ども安全メール from 消費者庁
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 冬に多く発生するノロウイルス感染症には、アルコール消毒の効果があまりないことがわかっている。そのため消費者庁は、アルコール消毒に頼りすぎず、正しい手洗いと加熱でノロウイルスによる感染症や食中毒を防ぐよう「子ども安全メールfrom消費者庁」で呼びかけている。
 
 「子ども安全メールFrom消費者庁」は、おもに0歳~小学校入学前の子供の思わぬ事故を防ぐため、定期的に注意喚起を行う消費者庁のメール配信サービス。
 
 最新のメールは、冬に多く発生するノロウイルスについての内容だ。ノロウイルスは、加熱が不十分な二枚貝等や手指を介して経口で感染するウイルス。また感染した人の嘔吐物やふん便からの二次感染も引き起こす。

 新型コロナウイルス感染症の流行でアルコール消毒が一般的になっているが、ノロウイルスにはアルコール消毒があまり効かない。そのためノロウイルスの感染予防には、正しい手洗いと十分な加熱調理が欠かせないのだ。
 
 メールでは、帰宅後やトイレに行った後、食事やおやつの前には正しく手洗いをすることや、食品の中心温度が85度~90度を90秒以上保つよう十分加熱することを注意喚起している。

 またノロウイルス感染が起こった場合には、食器や生活環境を徹底的に消毒するよう呼びかけている。二次感染を防ぐためには、嘔吐物やおむつ等の処理を行う際、ビニール手袋の使用が推奨される。

 消費者庁のWebサイトでは過去のメールも公開しているので、子供を不慮の事故から守るための参考にしてみてはいかがだろうか。

《竹間たまみ》

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