京都大学×漢検協会「作文学習アプリ」遊びながら苦手克服

 京都大学と日本漢字能力検定協会は、2022年1月25日に無料の作文学習アプリ「いちまるとはじめよう!ことばむすび」の配信を開始した。作文ゲームで遊びながら作文への苦手意識を克服する。対象は小学3年生から6年生。

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いちまるとはじめよう!ことばむすび
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 京都大学と日本漢字能力検定協会は、2022年1月25日に無料の作文学習アプリ「いちまるとはじめよう!ことばむすび」の配信を開始した。作文ゲームで遊びながら作文への苦手意識を克服する。対象は小学3年生から6年生。

 「いちまるとはじめよう!ことばむすび」は、京都大学と漢検協会による研究プロジェクト「人工知能(AI)による漢字・日本語学習研究」のもとで開発した2作目のアプリ。パズルのような作文ゲームで遊びながら、言葉の使い方や文の作り方を自然と身に付けることをねらいとしている。

 アプリでは、「ことばカード」と「むすびカード」を自由に組み合わせて、さまざまな文章を作る。作成した文章は自動で採点され、評価が☆の数で表される。うまく作れなかった文章には、漢検教材キャラクターの「いちまる」が正しい分の作り方を提案してくれる。

 ステージモードでは「ことばカード」の難しさによって「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3つのレベルが選択でき、各ステージに設定されている「ミッション」をクリアすると次のステージに進むことができる。「ミッション」がないフリーモードでは、自由にゲームを楽しむことができる。

 ゲームで言葉と言葉の自然なつながり(コロケーション)を確認することによって、名詞や動詞といった言葉の性質や助詞の用法等、作文に必要な知識を身に付けることができる。身に付けた言葉を文にしていく楽しさに気づくとともに、語彙力・思考力の育成にも期待ができる。ゲームの中で使用した「ことばカード」は「ことばずかん」で一覧することが可能。また、ゲームの継続利用や達成度に応じてトロフィーを獲得することができる。

 作文学習アプリ「いちまるとはじめよう!ことばむすび」は、iOSおよびAndroid端末に対応。なおWebブラウザ版も提供している。
《海野由宇》

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