小学校生活の感染リスク、保護者の8割「不安」

 エステーは「小学校生活における子供の感染への不安に関する意識調査」を実施し、結果を発表した。約8割の保護者が小学校生活での感染リスクに不安を感じていることや、約4割の保護者が感染の不安から自主休校を検討した経験があることがわかった。

生活・健康 小学生
小学校生活において子供が感染することへの不安を感じていますか・その理由は?
  • 小学校生活において子供が感染することへの不安を感じていますか・その理由は?
  • コロナが感染拡大する中で、子供に学校を休ませたいと考えたことはありますか・その理由は?
  • 学校側の感染対策に不安を感じますか・学校で行っている感染対策を理解していますか

 エステーは「小学校生活における子供の感染への不安に関する意識調査」を実施し、結果を発表した。約8割の保護者が小学校生活での感染リスクに不安を感じていることや、約4割の保護者が感染の不安から自主休校を検討した経験があることがわかった。
 
 調査は、コロナ禍で新学期を迎えるうえでの不安を明らかにするために実施。小学生の子供をもつ保護者400人にインターネットで回答を求めた。調査期間は2022年3月16日~3月17日。

 小学校生活における子供の感染に不安を感じているかを尋ねたところ、「非常に感じている」が25.3%、「やや感じている」が55.3%と、80.6%の保護者が小学校生活での感染リスクに不安を感じていることが明らかとなった。理由を聞くと、「教室での生徒同士の距離が近いから」が最多。ついで「子供はいろいろな場所、顔回りを触るから」「子供は感染対策への意識が低いから」が続く。

 自主休校を検討したことがあるかの質問には、「よく考える」が6.5%、「時々考える」が31.0%。理由としては、「学校での感染リスクが不安だから」がもっとも多かった。「子供が持ち込むことで、家庭内感染が起こるのが怖いから」という回答も38.7%を占め、家庭内感染を懸念する人も多いことがわかった。

 学校の感染対策に不安を感じるかを尋ねたところ、「非常に感じる」「やや感じる」と回答した保護者が半数以上を占めた。ただ、学校での感染対策の内容を理解しているかを聞いてみると、4人に1人が理解できていないことも判明。学校での感染対策が保護者に浸透していないことも、保護者が子供の小学校生活に不安を感じる一因のようだ。

 また、子供自身で感染対策ができていると思うかの質問では、「(できていると)思う」が52.0%、「(できていると)思わない」が48.0%。子供自身の感染対策に不安がある保護者が多いことも明らかとなった。

 依然、子供の新規感染者が多い中で始まった新年度。学校での徹底した感染対策と、学校での感染対策を保護者に浸透させることが必要となりそうだ。

《竹間たまみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top