「全国住みたい街ランキング2022」福岡と名古屋が急上昇

 ウェイブダッシュは2022年4月27日、「全国住みたい街ランキング2022」トップ100と地域別ベスト5を発表した。1位は前回(2021年4月)と同じく「神奈川県横浜市」。トップ10では福岡市、名古屋市が急上昇した。

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 ウェイブダッシュは2022年4月27日、「全国住みたい街ランキング2022」トップ100と地域別ベスト5を発表した。1位は前回(2021年4月)と同じく「神奈川県横浜市」。トップ10では福岡市、名古屋市が急上昇した。

 「全国住みたい街ランキング」は、ウェイブダッシュが運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」の会員が住みたい街として選んだ市区町村をランキング化したもの。2021年4月1日~2022年3月31日の1年間で、2万878人が住みたい街として選んだ市区町村を集計している。

 1位だったのは「神奈川県横浜市」で、10回連続1位を獲得した。2位「北海道札幌市」、3位「福岡県福岡市」、4位「愛知県名古屋市」、5位「東京都世田谷区」、6位「大阪府大阪市」、7位「東京都港区」、8位「京都府京都市」、9位「兵庫県神戸市」、10位「埼玉県さいたま市」が続いている。

 「福岡県福岡市」は前回5位、「愛知県名古屋市」は前回7位、「埼玉県さいたま市」は前回11位で順位を伸ばした。反対に順位が下がったのは、港区と世田谷区だった。

 ウェイブダッシュでは、コロナ禍でテレワークが多くなり、通勤時間よりも家の快適度向上を求めて、郊外に転居する人が増えていると言われているため、東京23区の人気低下と実際の人の動きが連動しているのではないかと考え、人口動態がわかる「転入超過率」と「全国住みたい街ランキング2022」を比較した。

 2021年1月1日時点、2020年1月1日時点それぞれの転入超過率と差がわかるように増減を出している。転入超過率とは、転入者数から転出者数を引いて人口総数で割ったものに100をかけて算出した数値。

 2019年12月ごろから新型コロナウイルスの感染が拡大したため、2020年1月1日時点はほぼコロナ禍前、2021年1月1日時点はコロナ禍のデータと考え分析した。

 増減の数値をみると、全国の市区の平均値が-0.09に対し、上位2市は-0.05と平均値より低い数値だった。また、順位が下がった港区は-1.54、世田谷区は-0.62とマイナス幅が大きいことがわかった。

 他にも要因があるとは考えられるが、新型コロナウイルスによって、人口の流動に変化が出ており、「全国住みたい街ランキング」の順位にも影響している可能性があることが明らかになった。

 「全国住みたい街ランキング2022」の詳細はWebサイトにて確認できる。

◆全国住みたい街ランキング2022
1位:神奈川県横浜市
2位:北海道札幌市
3位:福岡県福岡市
4位:愛知県名古屋市
5位:東京都世田谷区
6位:大阪府大阪市
7位:東京都港区
8位:京都府京都市
9位:兵庫県神戸市
10位:埼玉県さいたま市
《鈴木あさり》

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