約9割の高校生が制服選択制を支持、SNS等で"多様性"を学ぶ

 スマホ専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は2022年5月26日、全国の高校生を対象とした制服選択制についての調査結果を公表した。約9割が「いいと思う」と回答、多様性を考えるきっかけになっているもの1位は、女子「SNS」、男子「テレビ」だった。

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制服選択制どう思う?
  • 制服選択制どう思う?
  • 制服の選択制を実施している?
  • 学校の制服を選択制にすることについて、どう思う?
  • 普段の生活の中で、「多様性」について考えることはある?
  • 「多様性」について考えるきっかけになっているものは?
 スマホ専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は2022年5月26日、全国の高校生を対象とした制服選択制についての調査結果を公表した。約9割が「いいと思う」と回答、多様性を考えるきっかけになっているもの1位は、女子「SNS」、男子「テレビ」だった。

 調査は、全国の高校1~3年生を対象に、4月15日~17日にLINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査で実施した。有効回収数は1,000サンプル。

 まず、高校で制服選択制を実施しているかを尋ねたところ、57%が「実施している」と回答。「実施していないが、今後する予定」を含めると60%となった。一方で「実施していないし、今後の予定はない(わからない)」は2割超、「実施しているかどうか、わからない」と答えた高校生は1割弱だった。

 次に制服のある学校に通う高校生に、制服を選択制にすることについてどう思うかを聞いたところ、全体では「とてもいいと思う」「いいと思う」をあわせると、9割近くが「いいと思う」と回答。一方、「どちらともいえない」は全体で1割、「よくないと思う」「まったくよくないと思う」は1~2%にとどまった。

 男女別にみると、女子高生では9割強、男子高生では8割強が「いいと思う」と回答。「とてもいいと思う」という意見は、女子高生で7割弱、男子高生で5割と、いずれも女子高生で高い割合となった。また、グラフにはないが、学年別では1年生で「とてもいいと思う」の割合が高く、特に高1女子で8割弱と高い割合になったという。

 「うちの学校は女の子でもズボンを選択している子が多いから(高1女子)」「『男らしさ、女らしさ』というものに縛られなくて自由でいいから(高1男子)」等、「いいと思う」理由が寄せられる一方で、「うちの学校は選択式だが、女子でほとんどスラックスの人なんていない。みんなスカートだから、自分だけがスラックスという状況はかなり気まずく、結局周りと合わせるためにスカートにするから(高1女子)」「個人の自由は尊重されるが、面倒くささを感じる人もいると思う(高3男子)」等、制服選択制について「どちらともいえない」とした意見も見られた。

 次に、普段の生活の中で"多様性"について考えることがあるかを聞いたところ、全体では、「ときどきある」の割合がもっとも高く4割超。次に高い割合だった「よくある」とあわせると、ふだん多様性について「考えることがある」高校生は7割を超える。

 男女別にみると男子高生で7割超、女子高生で8割と女子高生のほうがやや高い割合となった。また、「よくある」と回答した割合も女子高生のほうが高い傾向だった。学年別では、「よくある」の割合は低学年になるほど高かった。一方、ふだん多様性について考えることが「あまりない」「まったくない」をあわせた「考えることがない」と答えた高校生の割合は2割強みられた。

 最後に、多様性について普段考えることが「まったくない」と回答した高校生を除いて、多様性を考えるきっかけになっているものを聞いたところ、全体TOPは「SNS(Twitter・Instagram・TikTok等)」で4割弱。2位は僅差で、「テレビ(番組や特集、ニュース等)」がランクインした。3位以降は「YouTube」「学校の授業や先生」「友だち」が3割前後で続いた。

 男女別・学年別でも「SNS」「テレビ」「YouTube」がTOP3で、日常生活の中で触れる機会が多いものが上位になっていると考えられる。特に女子高生では「SNS」が4割超でTOPとなり、男子高生と比べて高い割合となった他、YouTuberやTikToker等の「有名人やインフルエンサー」も女子高生では割合が高かった。また、「オリンピック/パラリンピック」は男女共にランクインした。全体的に、どの項目も女子高生の割合が高い傾向がみられるが、男女共にSNSやテレビをはじめ、身近にいる人、マンガやアニメ等、さまざまなものから多様性を考えるきっかけを得ていることが明らかとなった。

 調査により、9割近くの高校生が制服の選択制を支持し、普段からさまざまなことをきっかけに多様性について考えていることがわかった。今後、制服選択制が進むとともに、多様性への認知がどのように広がっていくのかが注目される。調査結果はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認できる。


《川端珠紀》

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