調査は、「進研ゼミ小学講座」会員9,168人対象に、2022年7月14日~24日に実施。夏休みの宿題は何が出ているか(複数回答)については、6割が「自由研究」と回答。また、夏休みの宿題の中で、もっとも楽しいと思うものは「自由研究」34.9%が1位となった。一方、もっとも大変だと思う宿題の2位は「自由研究」16.8%で、楽しみだが大変であることがわかる。
また、「まなびの手帳」(保護者向け教育情報アプリ)に登録している保護者259人を対象にした調査(2022年7月14日~18日)では、保護者の約8割が何らかの形で「子供の自由研究を手伝う」と回答している。一方、「完全に子供にまかせる」という回答は1%未満だった。また、「自由研究」で大変な点としては「テーマが思いつかない」「子供が1人で研究を進められない」という回答が約6割にのぼった。
子供の自由研究に対して保護者はどのよう関わるとよいのか、ベネッセ教育総合研究所の小泉和義・主任研究員は、「子供自身が興味関心に従って情報を集めたり、新しい発見に驚いたり、うまくいかずに挫折したりしながら、最後まであきらめずに研究をまとめていく過程こそが大切」とコメント。子供の興味・関心のありそうなテーマの選択肢を複数提示してあげたり、一緒に考えたりして、子供自身が自分で決められるように導いてあげるとよいという。
ベネッセは、「進研ゼミ」会員以外でも無料で利用できる「自由研究 解決ガイド」を公開。240以上の自由研究のテーマや実験の動画があり、保護者から困りの声が多かった「テーマ選び」についても、タイプ診断や好きなキーワードで、子供に合うテーマが見つかるという。また、まとめ方のコツを伝える他、出力してそのまま使えるテンプレートも用意している。