夏バテしやすい子供の半数以上「生活リズムの乱れ」小児科医調査

 さわだスポーツクラブは2022年8月3日、小児科医を対象にした「子供の夏バテ」調査の結果を公表した。マスク着用時の熱中症のリスクについては、7割以上が大人よりも子供のほうがリスクが高いと感じていることがわかった。

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子供の熱中症リスクについて
  • 子供の熱中症リスクについて
  • 夏バテしやすい子供の特徴
  • 夏バテ予防法と夏の運動の注意点
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 さわだスポーツクラブは2022年8月3日、小児科医を対象にした「子供の夏バテ」調査の結果を公表した。マスク着用時の熱中症のリスクについては、7割以上が大人よりも子供のほうがリスクが高いと感じていることがわかった。

 調査は、小児科医1,014人を対象に7月21日~7月22日、インターネットを利用して実施。新型コロナウイルスの新規陽性者数が再び増加傾向にある等、感染拡大の第7波が懸念されている。感染対策として子供にマスクを着用させたい、けれど夏バテや熱中症も怖いという悩みも少なくない。夏バテしやすい子供や夏バテ予防対策等、「子供の夏バテ」に関する調査を行った。

 「大人よりも子供のほうが、熱中症のリスクが高いといわれる理由(複数回答)」については、「発汗機能(体温調節機能)が未発達なため(54.4%)」がもっとも多く、ついで「体重に対する体表面積が大人よりも大きいため(43.0%)」「身長が低く地面からの照り返しによる影響を受けやすいため(33.4%)」「体内の水分の割合が大人よりも高いため(33.0%)」「遊び等に夢中になると体調の変化に気づきにくいため(26.1%)」と続いた。

 「大人よりも子供のほうが、マスク着用による熱中症のリスクは高いか」については、「子供のほうがとても高い(32.7%)」「子供のほうがやや高い(43.7%)」「大人も子供も変わりない(19.6%)」「子供のほうがやや低い(3.2%)」「子供のほうがとても低い(0.8%)」という結果になった。「子供のほうがとても高い」「子供のほうがやや高い」と回答した人を合わせると、7割以上がリスクがあると感じていた。

 「夏バテしやすい子供の特徴(複数回答)」では、「生活リズムの乱れ(夜更かしが多い等)(50.7%)」がもっとも多く、ついで「栄養の偏り・栄養不足(好き嫌いが多い、少食等)(43.6%)」「睡眠不足(睡眠時間が短い)(40.7%)」「運動不足(あまり運動をしない)(38.7%)」「水分不足(あまり水分をとらない)(37.8%)」「冷たいものや甘いもの(ジュースやアイス等)をとりすぎている(25.9%)」「冷えすぎた温度の部屋で過ごすことが多い(18.2%)」と続いた。

 「効果的な夏バテ予防(複数回答)」については、「こまめに水分を補給する(55.2%)」がもっとも多く、ついで「規則正しい生活を送る(早寝早起き等)(48.0%)」「適度に運動をする(39.2%)」「1日3食しっかりと食べる(37.4%)」「体操・ストレッチをする(31.5%)」「適度に外遊びをする(28.7%)」「冷たいもの・甘いものをとりすぎない(23.5%)」と続いた。

 「適度に運動をする」と回答した人に、「子供の夏の運動での注意点(複数回答)」を聞くと、「汗の量にかかわらず、こまめに水分・塩分を補給する(62.0%)」「服装に気を付ける(風通しの良い素材、汗を吸収しやすい素材等)(54.9%)」「暑さ指数(WBGT)が28以上の時は無理に運動しない(53.2%)」「大人が見守れる環境で運動する(49.9%)」「こまめに休憩をとる(47.6%)」「運動前に十分にストレッチをする(46.1%)」「炎天下の時間帯を避ける(早朝や夕方以降等に運動する)(44.3%)」「激しい運動は避ける(27.0%)」となった。

 さわだスポーツクラブ(東京都練馬区)は、親子で楽しめる“スポーツスタッキング”を運営。スポーツスタッキングは、12個のプラスチック製のカップを決められた形に積み上げたり崩したりしてそのスピードを競い合うスポーツ。オンラインスポーツスタッキング教室を定期的に開催し、実力にあわせた指導を行っている。

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《田中志実》

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