オリオン座流星群10/22極大…未明から明け方が見ごろ

 オリオン座流星群が2022年10月22日未明に極大となる。ピーク予想時刻は10月22日午前3時ごろ。22日未明から明け方にかけて一番の見ごろを迎える。それほど活動規模が大きい流星群ではないが、2022年は月明かりもあまり気にならない好条件で観測チャンスがありそうだ。

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オリオン座流星群が極大
  • オリオン座流星群が極大
  • 2022年10月中旬20時頃 東京の星空
  • 2022年10月 星空カレンダー

 オリオン座流星群が2022年10月22日未明に極大となる。ピーク予想時刻は10月22日午前3時ごろ。22日未明から明け方にかけて一番の見ごろを迎える。それほど活動規模が大きい流星群ではないが、2022年は月明かりもあまり気にならない好条件で観測チャンスがありそうだ。

 オリオン座流星群は、毎年10月21日ごろに活動のピークを迎える流星群。母天体は5月のみずがめ座η(エータ)流星群と同じハレー彗星で、ハレー彗星の軌道は年に2回、5月と10月に地球の軌道と近づく。その付近を地球が通過すると彗星の軌道上に分布している塵が地球の大気に飛び込み、上空100km前後で発光することで流れ星となる。

 アストロアーツによると、予測極大時刻は10月22日午前3時ごろ。22日未明から明け方にかけてが一番の見ごろとなる。細い月が午前2時半ごろに昇ってくるが影響は小さい。それほど活動規模が大きい流星群ではないものの、見晴らしが良いところで1時間あたり10個程度は見られると予想している。ピークがなだらかな流星群のため、前後数日間は観測できる可能性がある。

 国立天文台によると、オリオン座流星群は活動規模が大きくないため、流星の出現数は1時間あたり5個程度だったが、2006年に突然1時間あたり60個以上、観測者によっては100個を超える流星数が観察されたという。この現象は、ダスト・トレイル理論の研究により、およそ3000年前にハレー彗星から放出された塵によって流星数が増加したものだと報告されている。2022年の流星の出現数に注目したい。

 なお、この時期の夜間はかなり冷え込みが厳しくなるため、屋外で観測する際は防寒対策を万全にしたい。


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《畑山望》

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