埼玉県教育委員会は2022年10月31日、2023年（令和5年）3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査（10月1日現在）の結果を公表した。進路希望のうち全日制の普通科では、市立浦和3.30倍、川口市立3.66倍、市立川越2.95倍等の倍率が高い。
進路希望状況調査は、埼玉県内の国公私立の中学校・特別支援学校中学部、公立の義務教育学校の2023年3月卒業予定者を対象に、進路希望状況を明らかにする目的で10月1日現在の結果をまとめたもの。調査対象校486校。
卒業予定者数は前年（2021年）同期比70人増の6万3,429人。このうち高等学校等進学希望者は前年同期比139人減の6万1,243人で、前年同期より0.3ポイント低い96.6％となった。
全日制高校への進学希望者は、前年同期比1.1ポイント減の6万1,243人。このうち県内の高校への進学希望者は国立274人、公立4万2,476人、私立1万158人の計5万2,908人。前年同期と同率となる93.3％だった。
県内公立高校全日制課程で内部進学希望者を除いた進学希望者は4万2,317人。転編入枠と内部進学予定者を除く募集人員3万6,000人に対する倍率は1.18倍。学科別では、普通科1.28、専門学科0.87倍、総合学科0.91倍。
学校別でみると、進学希望者の倍率が2倍以上の学校は、上尾（普通）2.16倍、浦和西（普通）2.10倍、大宮（普通）2.13倍、川越南（普通）2.12倍、越ケ谷（普通）2.01倍、越谷南（普通）2.24倍、市立川越（普通）2.95倍、越谷総合技術（情報技術）2.35倍、大宮光陵（美術）2.55倍、大宮（理数）2.20倍。3倍以上の高倍率となったのは、市立浦和（普通）3.30倍、川口市立（普通）3.66倍の2校だった。
この他、県立浦和（普通）1.58倍、浦和第一女子（普通）1.31倍、春日部（普通）0.99倍、県立川越（普通）1.51倍、県立川越女子（普通）1.28倍、所沢北（普通）1.73倍、所沢（普通）1.84倍、所沢北（理数）1.43倍等。
2023年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査結果は、埼玉県教育委員会Webサイトから確認できる。
