1か月の平均読書数…小学生13.2、中学生4.7、高校生1.6冊

 全国の児童生徒の2021年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は13.2冊、中学生は4.7冊、高校生は1.6冊。不読者の割合は、小学生は6.4%、中学生は18.6%、高校生は51.1%だったことが、全国学校図書館協議会が実施した第67回調査の結果でわかった。

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過去31年分の5月1か月間の平均読書冊数の推移
  • 過去31年分の5月1か月間の平均読書冊数の推移
  • 過去31年分の不読者(0冊回答者)の推移

 全国の児童生徒の2021年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生は13.2冊、中学生は4.7冊、高校生は1.6冊。不読者の割合は、小学生は6.4%、中学生は18.6%、高校生は51.1%だったことが、全国学校図書館協議会が実施した第67回調査の結果でわかった。

 調査時期は2022年6月の第1・2週。調査対象は全国の小学生(4~6年生)、中学生(1~3年生)、高校生(1~3年生)。小中学校は都市規模別、高校は学科別にサンプル校を抽出し、各学年1クラスで実施。調査人数は、小学生4,733人、中学生4,552人、高校生4,806人。不読者とは、5月1か月間に読んだ本が0冊の児童生徒。

 全国学校図書館協議会は、全国の小中高校の児童生徒の読書状況について毎年調査を行っている。調査項目は、毎年定例のものと年ごとに特設するものがある。「5月1か月間に読んだ本の冊数」「5月1か月間に読んだ雑誌の冊数」は、毎年調査している。

 65回まで継続調査していた「5月1か月間に読んだ本の名まえ」「ふだん読んでいる雑誌名」は、66回より定例項目としては中止。代わりに「今の学年になってから読んだ本の名まえ」を調査した。

 その他に、67回では「タブレットやパソコン等を使った学習の際の意識」「電子書籍の読書経験」について調査を実施。5月1か月間に読んだ本・雑誌の冊数のうち、電子書籍で読んだのかは何冊かを新たに尋ねた。

 67回の調査項目は、問1「5月1か月間に読んだ本の冊数」、問2「5月1か月間に読んだ雑誌の冊数」、問3「タブレットやパソコン等を使った学習の際の意識」、問4「電子書籍の読書経験」、問5「今の学年になってから読んだ本の名まえ」。

 第67回学校読書調査の全項目の結果と分析は、機関誌「学校図書館」2022年11月号に掲載。また、読売新聞2022年10月28日朝刊に掲載された。


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