横浜市公務員試験、2023年度よりSPI3活用…全国からオンライン受験可

 横浜市は2023年度(令和5年度)の横浜市職員採用試験から、従来実施してきた試験に加え、民間企業で多く取り入れられている適性検査(SPI3)を活用した採用試験を実施。また、大学卒程度等採用試験のうち技術系職種について、試験科目の「教養」を廃止することを公表した。

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 横浜市は2023年度(令和5年度)の横浜市職員採用試験から、従来実施してきた試験に加え、民間企業で多く取り入れられている適性検査(SPI3)を活用した採用試験を実施。また、大学卒程度等採用試験のうち技術系職種について、試験科目の「教養」を廃止することを公表した。

 横浜市では、複雑・多様化する行政課題に対応していくため、多様な考えや経験をもつ人材を幅広く求めている。このような背景を踏まえて、2023年度(令和5年度)の横浜市職員採用試験から、従来実施してきた試験に加えて、民間企業等の選考で広く活用されている適性検査(SPI3)を活用した採用試験を実施。SPI3を導入することで、民間企業をメインに就職活動をしている人や転職を考えている人も受験しやすい環境となる。

 新たに実施されるのは、「大学卒程度採用試験 特別実施枠【SPI型】」および「社会人採用試験 特別実施枠【SPI型】」で、募集職種は事務。受験資格は、大学卒程度採用試験が22歳から30歳まで、社会人採用試験は31歳から40歳まで。(年齢は令和6年4月1日現在)。社会人採用試験については、別途職務経験等が必要となる。

 試験科目は、第一次試験が「適性検査(SPI3)」を予定しており、テストセンター方式で全国どこからでも受検可能となる。また、第二次試験は自身の経験についてプレゼンテーションする「Myストーリープレゼンテーション」、第三次試験に面接を実施する。

 また、大学卒程度等採用試験の技術系職種(土木・建築・機械・電気・農業・造園・環境)においては、教養試験を廃止。第一次試験は専門のみとなる。

 なお、試験日程は2023年(令和5年)2月1日に公表。詳細は、3月1日以降に受験案内で公表する。横浜市は、「ヨコハマを愛し・市民に信頼され・自ら考え行動する職員」を求めているとしている。

《木村 薫》

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