岡山県教育委員会は2022年12月15日、2023年3月中学校等卒業見込者の進路希望状況調査（第一次）の結果を発表した。学校別の志願倍率は岡山工業（情報技術）2.43倍、岡山朝日（普通）1.09倍等。
進路希望状況の第一次調査は、2023年3月に県内の国公私立の中学校等を卒業する見込みの者を対象に12月1日現在の進学希望をまとめたもの。
卒業見込者（中等教育学校前期課程修了見込者を含む）は、前年（2021年）同期比75人増の1万7,239人。このうち進学希望者（中等教育学校の後期課程への進級／就職して進学を希望する者を含む）は、前年同期比40人増の1万7,057人。進学希望率は前年同期比0.2ポイント減の98.9％だった。
進学希望者のうち、県内の県立高等学校を希望する者は1万2,126人（71.1％）、市立高等学校496人（2.9％）、私立高等学校3,101人（18.2％）、中等教育学校（後期課程）178人（1.0％）、津山工業高等専門学校165人（1.0％）、特別支援学校高等部202人（1.2％）。県外の高等学校等を希望する者は789人（4.6％）。
県立全日制高等学校の募集定員に対する割合は、前年同倍率の1.10倍。学科別では体育と情報に関する学科がもっとも高く、いずれも1.53倍。家庭に関する学科1.25倍、商業に関する学科1.15倍と続いた。
学校・学科別では、岡山工業（情報技術）2.43倍がもっとも高く、ついで岡山工業（デザイン）2.18倍、倉敷中央（家政）1.78倍、西大寺（普通・国際情報／くくり募集）1.72倍、水島工業（情報技術）1.70倍、興陽（家政）1.68倍、岡山城東（普通）1.66倍、西大寺（商業）1.64倍等。
その他のおもな希望倍率は、岡山朝日（普通）1.09倍、岡山操山（普通）0.95倍、岡山芳泉（普通）1.30倍、岡山城東（普通）1.66倍、倉敷南（普通）1.20倍、倉敷中央（普通）0.91倍等。
募集定員に対する割合が1.5倍以上の学科は12校20科。一方、希望者が募集定員に満たない学科は、県立全日制では29校49科1コースあった。
2023年度岡山県立高等学校入学者選抜の日程は、一般入学者選抜（第I期）が2023年2月21日から24日（祝日を除く）に出願を受け付け、3月8日に学力検査、3月9日に面接・実技、3月16日に合格者発表を行う。インフルエンザの罹患等やむを得ない理由により欠席した者を対象とした追検査は3月16日。
