日本経済団体連合会(経団連)は2022年12月22日、「2022年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)最終集計」を公表した。大手企業の冬のボーナス平均妥結額は、前年(2021年)比8.92%増の89万4,179円。
大手企業における冬のボーナス平均妥結額の最終集計は89万4,179円。前年の妥結額82万955円より8.92%と大幅にアップした。
製造業と非製造業を比べると、製造業129社の平均は前年比7.29%増の91万5,724円、非製造業33社の平均は前年比16.86%増の83万2,082円。ともに前年比で増額したものの、製造業と非製造業で8万円ほど差がつく結果となった。
業種別でみると、トップは「建設」で124万7,699円(前年比4.33%増)。ついで、「鉄鋼」101万7,895円(同87.23%増)、「機械金属」98万1,766円(同10.59%増)、「電機」95万4,692円(同2.53%増)等。
前年比で減少したのは「電力」0.80%減、「紙・パルプ」0.19%減のみとなり、多くの業種で増額に転じた。もっとも増加率が高かったのは「鉄鋼」の87.23%増。
調査対象は、原則として従業員500人以上の主要21業種大手254社。21業種192社の妥結が把握されているが、このうち30社は平均額不明等のため集計から除外されている。