キッズ・マネー・スクールに小中学校教員からの問合せ倍増

 「キッズ・マネー・スクール」を展開する日本こどもの生き抜く力育成協会では、小中学校の教員から「生徒にお金のことをどのように指導してよいかわからず、教えてほしい」という問合わせが急増。2022年11月末時点で、すでに前年の2倍以上の問合せが寄せられたという。

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キッズ・マネー・スクールに小中学校教員からの問合せ倍増
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 「キッズ・マネー・スクール」を展開する日本こどもの生き抜く力育成協会では、小中学校の教員から「生徒にお金のことをどのように指導してよいかわからず、教えてほしい」という問合わせが急増。2022年11月末時点で、すでに前年の2倍以上の問合せが寄せられたという。

 2022年4月の高校学習指導要領の改訂により、金融経済教育の内容が拡充されたことを踏まえ、金融庁は金融リテラシーの向上について、幼少期からの教育を推進。授業に使える指導用教材を作成したり、小学生向けコンテンツ「うんこお金ドリル」を公表したりしている。

 子供向け金融経済教育の重要性が高まる中、実際の教育現場では教えるための授業時間や、教える側の専門知識が足りないことが課題になっているという。

 キッズ・マネー・スクールは全国で開催され、700名を超える認定講師が複数のコンテンツを提供している。通常は子供向けのワークショップや特別講義を行うが、問合せによっては教員向けの講義も実施。「子供たちに金融教育を指導するうえで役に立った」「お金に対する向き合い方を子供たちに伝えること自体がとても難しいと思っていた。そもそも自分自身が学びになった」といった声が集まっている。

 キッズ・マネー・スクールでは、「お金はありがとうと交換するもの」という考えを基本とし、子供たちがお金に興味を持ち、投資の視点を培い、世界で生き抜いていける金融リテラシーを身に付けることを目指す。

 コンテンツは4歳から年齢別に準備されている。4~10歳ではお店屋さんごっこでお金の大切さや親への感謝を学び、7~12歳はクレジットカードや電子マネー等、見えないお金について学ぶ。9~15歳では将来の夢を考え、生活に必要なお金を知るライフプランを親子で学んでいく。

《藤本ゆう子》

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