夜空の明るさ調査…環境省「冬の星空観察」1/12から

 環境省は2023年1月12日より、冬の星空観察を推進。肉眼による天の川やオリオン座周辺の星の観察と、デジタルカメラによる夜空の明るさ調査を呼びかける。

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 環境省は2023年1月12日より、冬の星空観察を推進。肉眼による天の川やオリオン座周辺の星の観察と、デジタルカメラによる夜空の明るさ調査を呼びかける。

 環境省は2018年度より星空公団と共同で夏と冬の年2回、屋外照明による光害を防止することや大気汚染、環境保全の重要性について関心を深めると共に、良好な大気環境や美しい星空を地域資源(観光や教育)として活用することを目的に、星空の肉眼による観察と、デジタルカメラによる明るさ調査を呼びかけている。

 観察は、「肉眼による観察」と「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」の2種。「肉眼による観察」では、1月13日~23日に「天の川」と「オリオン座周辺の星」の観察を呼びかけている。「オリオン座周辺の星」については、「GLOBE AT NIGHT 観察シート」にある8つの星図のどれに1番近いかを観察し、結果を国際ダークスカイ協会(IDA)のWebサイトに報告することで、世界中にデータが共有される。

 「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」は1月12日~25日、日没1時間半後~日没後3時間半の2時間の間に実施。デジタルカメラを用いて天頂付近の星空を撮影し、星空の見やすさを客観的に評価する調査を行う。撮影データを、アストロアーツが運営しているWebサイトを通じて環境省に提出すると解析され、夜空の明るさを数値として算出。解析結果は後日、観察場所ごとに環境省のWebサイトに公表される。2021年度までの調査において正しく分析されたカメラ機種においては、報告サイトに撮影データを投稿した時点で自動解析、速報値を算出し、即時表示される。

 参加にあたり事前の申込みは必要ないが、「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」における「継続観察登録地点の調査」については、継続的なデータの蓄積を進めている。今後の継続観察は、登録数が少ない山形県、石川県、大阪府、奈良県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、長崎県、宮崎県、沖縄県に限り受け付ける。参加を希望する団体や個人は、環境省より事前登録をすること。

 なお、環境省では今回の冬期観察においても継続観察に登録している団体・個人からの取組み報告を募集している。優れた活動については、環境省のWebサイトにて公表する。応募締切は2月14日。

◆2023年度 冬の星空観察
日時:
【肉眼による観察】
2023年1月13日(金)~1月23日(月)日没1時間半後~
【デジタルカメラによる夜空の明るさ調査】
2023年1月12日(木)~1月25日(水)日没1時間半後~日没後3時間半の2時間
※データ報告期間は、1月12日(木)~2月14日(火)
参加方法:事前の申込みは不要
※「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」における新規の「継続観察登録地点の調査」についてはWebサイトで確認できる

◆環境省「星空観察」への取組み報告
募集期間:2022年1月12日(木)~2月14日(火)
対象:環境省「星空観察」の取組みにおいて、継続観察に登録し、2023年1月冬期観察内容に取り組んだ団体・個人
応募方法:環境省Webサイト「星空観察」取組み報告書に記入し、送付する


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《いろは》

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