日本語を学べるカードゲーム教材…岐阜大が製品化へ

 岐阜大学教育学部の今井亜湖教授は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、日本語を学ぶカードゲーム教材の製品化を目指すためのプロジェクトを公開した。120万円を目標に、2023年1月31日まで寄附を募る。

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外国にルーツをもつ児童が遊びながら学べる「いみあわせかあど」、クラウドファンディング募集
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 岐阜大学教育学部の今井亜湖教授は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、日本語を学ぶカードゲーム教材の製品化を目指すためのプロジェクトを公開した。120万円を目標に、2023年1月31日まで寄附を募る。

 岐阜大学教育学部の今井亜湖教授は、外国にルーツをもつ児童生徒、特に日本語指導を必要としている児童生徒の教育支援について研究している。調査を進めていく中で、そのような子供たちが「日本語を学ぶため」の教材や「学校生活を送るため」の教材はあるものの、「授業への参加を支援するため」の実物教材がないことがわかった。

 そこで、教授らの研究チームでは、教師の発話に多く出現する「動詞」を遊びながら学べる「いみあわせかあど」を開発。児童生徒や教員から高い評価を得られた。しかし、「いみあわせかあど」は、研究だけではなく、外国にルーツをもつ児童生徒に配布することが本来の目的。研究費では試作版の開発までしかできず、長く使用するためには製品化が必要となる。

 今回、「いみあわせかあど」を必要としている児童に一人でも多く届けたいとの思いから、クラウドファンディングに挑戦する。クラウドファンディングとは、インターネットを通して活動や夢を発信し、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみ。目標金額を達成した場合のみ集まった寄付金を受け取ることができ、2023年1月10日現在、約83万円の寄付が寄せられている。

 プロジェクトでは、趣旨に賛同する人からの温かい支援を呼びかけている。支援金は、日本語指導が必要な児童生徒のためのカードゲーム教材「いみあわせかあど」の制作・配布費として、大切に使うとしている。

◆外国にルーツを持つ児童が遊びながら学べる「いみあわせかあど」制作を(プロジェクト名)
実施責任者:東海国立大学機構 岐阜大学教育学部学校教育講座 今井亜湖教授
募集期間:2022年12月16日(金)10:00~2023年1月31日(火)23:00
目標金額:120万円


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《木村 薫》

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