災害時の緊急メール受信、東北・関東・九州が高い傾向…NTTドコモ

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年1月13日、「2021年防災・減災調査」結果を公表した。災害時のエリアメール・緊急速報メール受信経験は、東北・関東・九州で高い傾向にあることがわかった。

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エリアメール・緊急速報メール認知・受信経験
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 NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年1月13日、「2021年防災・減災調査」結果を公表した。災害時のエリアメール・緊急速報メール受信経験は、東北・関東・九州で高い傾向にあることがわかった。

 「2021年防災・減災調査」は2021年10月に、全国 15~79歳男女9,072人を対象に、インターネットを利用して実施。全年代で1割以上が災害時にもっとも重視する情報と答えた「エリアメール・緊急速報メール」(2022年11月9日)については、4年前の2018年の調査結果と比較すると、認知している人は79%で、この4年間で21ポイント上昇。また受信経験がある人も18ポイント増えて67%だった。

 受信した経験については、災害時に受信した人は59%、訓練時に受信した人は18%と、4年前と比較すると、それぞれ約10ポイント増加した。災害時に受信した経験を都道府県別にみると、東北・関東・九州が高い傾向にあり、高い順に鹿児島県・宮城県・山形県・岩手県・茨城県となった。また、この4年間で大きく上昇した県は秋田県・福井県といった日本海側の多いのが特徴となっている。

 また、訓練時に受信した経験を都道府県別にみると関西が高い傾向にあり、高い順に兵庫県・大阪府・京都府・鳥取県・静岡県となった。この4年間で25ポイント以上、上昇した県は山梨県・岐阜県・大阪府・兵庫県・鳥取県だった。

 さらに、災害時や訓練を問わずに受信した経験を都道府県別にみると、もっとも高い鹿児島県(82%)ともっとも低い愛知県(56%)では26ポイントの差が生じた。

 調査結果は、「データでみる防災ガイド」で公開しており、災害への備えの状況と調査結果を比較しながら活用して欲しいという。ガイドはダウンロードができ、書き込み式となっている。

《田中志実》

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