第7回全国小中学生&第1回高等学校プログラミング大会…受賞作品決定

 JJPC実行委員会は2023年2月26日、第7回「全国小中学生プログラミング大会」と第1回「全国高等学校プログラミング大会」の最終審査&表彰式を開催。入選13作品の中から、グランプリ等の受賞者を決定した。グランプリには、中学3年生の「亀育成サポート機」が選ばれた。

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第7回全国小中学生プログラミング大会・第1回全国高等学校プログラミング大会
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 全国小中学生プログラミング大会(JJPC)実行委員会は2023年2月26日、第7回「全国小中学生プログラミング大会」と第1回「全国高等学校プログラミング大会」の最終審査&表彰式を開催。入選13作品の中から、グランプリ等の受賞者を決定した。グランプリには、中学3年生の「亀育成サポート機」が選ばれた。

 2022年度は、7回目を迎える「全国小中学生プログラミング大会」に加え、高校生のプログラミング教育が必修化されたことを受けて第1回「全国高等学校プログラミング大会」を同時開催。小学生から高校生まで広く作品を受け付け、全国から140件を超える応募作品が寄せられた。

 最終審査には一次審査、二次審査を経て選ばれた入選作13作品が参加し、オンラインで開催。入選者本人による作品紹介や入選者への質疑応答を踏まえて、受賞者を決定した。

 グランプリに選ばれたのは、中学3年生の平松夏々翔さんの作品「亀育成サポート機」。自宅で飼っている子亀の育成を手助けすることを目的とした作品で、センサーによってデータを測定し、連動したスマホアプリのボタン操作で餌をあげる、水槽の蓋を開閉する、水抜きをする等の動作を行う。

 表彰式にて講評を行なった審査員の岩佐琢磨氏(Shiftall代表取締役CEO)は、ハードウェアをほぼ自作しただけでなく幅広いソフトに興味を持ち、それらを1つのシステムにまとめあげた点を高く評価。さらに、自分の生活の中から亀の育成環境を良くする、という改善ポイントを見つけ、実際に作り込み、完成したものを実装している点を評価し、今後亀が成長するにつれて新たな機能が必要となった時に工夫して実装していけるだろうという部分も含め、全体的に非常に素晴らしいプログラムとして表彰した。

 この他、準グランプリには小学4年生・川口聡介さんの「虫の音」を選出。各部門の優秀賞には、小学生部門が小学6年生・小久保昊哉さんの「電線をつなげ」、中学生部門が中学3年生・矢木彰人さんの「ObotShooter」、高校生部門が高校2年生・田方斡さんと小学4年生・柴田匠さんの「ケシバト」が選ばれた。

 グランプリと準グランプリには、協賛の富士通クライアントコンピューティングより副賞として「ノートパソコン FMV LIFEBOOK」を進呈。上位入賞者には協賛のPFUより、高級キーボード「Happy Hacking Keyboard Professional Hybrid Type-S」の中から好きな色と配列のものを副賞として進呈する。

 JJPCの公式YouTubeチャンネルでは、第7回全国小中学生・第1回全国高等学校プログラミング大会の最終審査会・表彰式のアーカイブ動画を視聴することができる。

《畑山望》

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