低学年の外国人児童向け、日本語eラーニング教材を発売

 アテインは2023年3月15日、小学校低学年の外国人児童向けeラーニング(学校編 英語字幕版)の販売を開始する。日本の小学校生活で必要な知識を学べる。利用料は国内で月額2,800円(税別)、海外で月額28ドル(税込)。無料体験もできる。申込みはWebサイトにて。

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外国人児童向けeラーニング教材
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 アテインは2023年3月15日、小学校低学年の外国人児童向けeラーニング(学校編 英語字幕版)の販売を開始する。日本の小学校生活で必要な知識を学べる。利用料は国内で月額2,800円(税別)、海外で月額28ドル(税込)。無料体験もできる。申込みはWebサイトにて。

 外国人労働者の積極的な受入れ等により、海外にルーツをもつ日本語学習を必要とする子供の数は、年々増加傾向にある。文部科学省が2022年3月に発表した「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」によると、日本語指導が必要な児童生徒数は、3年前の調査より14.1%増の5万8,353人。そのうち、外国籍の児童生徒数は16.9%増で4万7,627人、日本国籍の児童生徒数は3.4%増で1万726人であった。

 2019年の日本語教育推進法の施行により、早期の段階から日本語学習のサポートができるよう体制強化を進められているが、児童生徒向けの日本語教材は提供や教員配置も十分ではないのが現状だという。

 長年日本語学習eラーニング教材の制作に携わるアテインでは、日本語教材に関する問合せが増えたことを受け、児童向けの日本語eラーニング教材を制作。外国人児童向けeラーニング(低学年向け学校編 英語字幕版)では、日本の小学校の環境や勉強、コミュニケーション等の不安を解消すべく、日本の小学校生活でよく使う言葉やフレーズを学ぶことができる。また、学校での1日の流れやマナー等の知識も得られるという。

 日本語がまったくわからない、同級生や先生とのコミュニケーションができない小学校低学年の児童を対象とし、教材は「あいうえお」から日本語能力試験N5レベル手前までの範囲をカバー。特に学校生活に焦点をあて、学校で使用する語彙や、教師の指示や自分の疑問・要望等、学校生活で必要になるやりとりを中心に学習する。

 教材には動画やイラストをふんだんに使用し、日本語がまったくわからない状態でも学びやすいように工夫されている。学校生活に関する内容では、準備編・登校編・授業編・子供遊び編・給食・帰る準備編にテーマが分けられ、返事や受け答え等が理解できるように構成されている。

 外国人児童向けeラーニング(学校編 英語字幕版)は、3月15日に販売開始。申込みはWebサイトから行う。利用料金は国内で月額2,800円(税別)、海外で月額28ドル(税込)。無料体験も受け付けている。また、アテインでは、YouTubeにて教材のサンプルや単語が学べるコンテンツとライブの配信も行っている他、TikTokやInstagramでも動画を配信している。

◆外国人児童向けeラーニング(学校編 英語字幕版)
発売日:2023年3月15日(水)
対象:日本語が話せない小学校低学年の児童
料金:国内月額2,800円(税別)/海外月額28ドル(税込)
※無料体験あり
【目次】
1 )準備編1(時間編)
2 )準備編2(曜日編)
3 )準備編3(年齢の数え方、持ち物)
4 )登校編1(挨拶当番)
5) 登校編2(チャイムと号令、自己紹介等)
6) 授業編(算数、道徳)
7 )子供遊び編(休み時間の過ごし方)
8 )給食の時間(給食のメニュー)
9) 帰る準備(掃除の時間、帰りの挨拶)

《日高紋佳》

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