子供のわいせつ自撮りをAI検知…アプリ「コドマモ」登場

 藤田医科大学は2023年3月30日、愛知県警とスマートブックスと連携し、子供のわいせつな自撮り画像をAIで検知、削除するアプリ「コドマモ」を開発し、リリースを開始した。Google PlayとApp Storeでダウンロードできる。

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コドマモ
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 藤田医科大学は2023年3月30日、愛知県警とスマートブックスと連携し、子供のわいせつな自撮り画像をAIで検知、削除するアプリ「コドマモ」を開発し、リリースを開始した。Google PlayとApp Storeでダウンロードできる。

 コドマモは、児童がわいせつな画像をスマートフォンで撮影・保存した際、それらがインターネットサービス上で他者に送信される前に、そのような画像の撮影・保存自体をAIが検知し、スマートフォン上で該当画像の削除を推奨し、保護者に通知するシステム。従来の性的自撮り防止カメラアプリと異なり、どんなカメラアプリで撮影された画像でも、検知対象となる。

 児童による性的な自撮り被害が増える中、愛知県警が2021年秋にSNS性被害防止の対策について、東海地区の17大学で構成する若手起業家育成プロジェクト「Tongali」に相談。プロジェクトに参画している藤田医科大学が賛同した。

 起業家教育を推進している藤田医科大学 産官学連携推進センターの村川修一准教授は、2021年12月の医療科学部における社会課題解決の講義として、SNS性被害防止をテーマにアイデアを出しあうワークショップを実施。その中で、アプリ実装という案があがり、藤田医科大学の冨田直人客員講師が代表取締役を務めるスマートブックスの協力のもと、コドマモが開発されたという。

 コドマモは、Google PlayとApp Storeでダウンロードできる。

《いろは》

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