東京都は2026年7月8日、「夏の子供の外遊び」をテーマとした専門家インタビュー動画を公開した。夏の暑い時期でも子供が「体験活動・遊び」を楽しめるよう、暑さ対策をしながら夏でも外遊びを楽しむという切り口で普及啓発コンテンツを順次発信する取組みの第1弾。動画は子供政策連携室のホームページや公式YouTubeなどで視聴できる。
東京都では、夏の暑い時期でも子供が「体験活動・遊び」を思い切り楽しめるよう、ハード・ソフトの両面から暑さ対策に取り組み、子供の健やかな育ちを支援している。今回公開した動画は2本で、テーマは「熱中症対策と外遊び」と「夏の外遊びの楽しみ方」。小児科専門医と保育アドバイザーが、子供との外遊びやお出かけの際に気を付けたいポイントを解説している。
「熱中症対策と外遊び」には、日本小児科学会認定小児科専門医・指導医で東京都医師会理事、サニーガーデンこどもクリニック院長の首里京子氏が出演。子供は体温調節機能が未熟で、体液に占める水分の割合も大人と異なることから、たくさん汗をかくと熱中症になりやすい状況になると説明している。水分補給では、水分だけでなく塩分の補給も大切で、糖分を一緒に取ると体の水分吸収が良くなるとして、熱中症予防のタブレットやスポーツドリンクなどを例にあげている。
同動画では、熱中症のサインとして、子供は自分で喉の渇きや体のだるさを伝えにくいことから、元気がない、しんどそうにしている、体が熱い、汗の量が増えているといった変化に周囲が気付くことが大切だとしている。また、暑さに体を慣れさせる「暑熱順化」も重要とし、入浴で少し汗をかくことなどを例に紹介。外遊びの際は、帽子をかぶる、風通しのよい衣類を選ぶ、水筒を持つことに加え、こまめな声かけ、休憩、水分補給を呼びかけている。
「夏の外遊びの楽しみ方」には、保育アドバイザーでnew education LittleTree代表の野村直子氏が出演。夏に急に外遊びを始めるのではなく、普段から外遊びを心がけることが、暑い夏を迎える準備になると説明している。遊び場所は、公園の中でも緑が多い場所や草地、日陰など涼しい場所を選ぶことを提案。日陰や涼しい場所を子供と一緒に探すことも、外遊びのひとつになるとしている。
遊びに適した時間帯については、日中の暑い時間帯は無理をせず、室内や涼しい屋内の場所を選ぶことが大切だとしたうえで、朝9時前ごろの散歩を勧めている。水を飲む習慣を日々の生活で身に付けること、帽子や服装を子供の顔色や汗のかき方を見ながら調整することにも触れている。遠出をしなくても、近所の日陰の小道を歩き、植物や街のようすを見つけるなど、身近な場所で楽しめる工夫も紹介している。
動画は、子供政策連携室のホームページ、公式YouTube、公式Instagramに掲載するほか、Web広告やデジタルサイネージなどで発信していく。東京都は、夏の暑さが本格化する中、子供との外遊びやお出かけの際に視聴してほしいとしている。

